カタリバ設立のきっかけ

NPOカタリバの設立は今から15年前、2001年に溯ります。当時大学生だった今村久美・三箇山優花の2人が、東京の片隅で始めたささやかなチャレンジでした。

「大学なんて、つまらない」・・・

「大学なんてつまらない」「刺激がない」「毎日がヒマ」・・・今村久美(代表理事)が大学生の頃、成人式に出席するため帰省したとき、ひさしぶりに会った高校時代の友人たちが口にしていた言葉に彼女はショックを受けたと言います。岐阜県・飛騨高山で高校時代までを過ごした今村は、「小さな頃から地味で、ごく普通の子ども」だったそうです。
高校2年生の夏休み、慶應義塾大学に見学に訪れたとき、「自分もこんな生き生きとした大学生になりたい!」と強く思える先輩に出会ったことがきっかけで、進路への考え方が変わります。憧れを現実にするため、生まれて初めてあきらめずに受験に向き合った今村は同大学に合格します。

2001年、NPOカタリバを設立

私と友人たちとは、一体何が違ってしまったのだろうか…?」そう思い悩むことになった彼女が至ったのは、「同じバックグラウンドを持っていても、たまたま出会う家庭環境や教育機会によって、価値観が違ってしまう」という考えでした。

「こんな大人になりたい!」という憧れや目標を持てるか否かによって、描き出せる未来のイメージさえも、違ってしまう・・・このことに問題意識をもった今村は、どうすれば、“機会”や“環境“の格差を解消できるのか?を考え始めました。その答えの1つが、高校への出張授業“カタリ場”でした。

高校生へのキャリア教育をスタート

「カタリ場」とは、主に高校生の進路意欲を高めるため行われるキャリア学習プログラムです。大学生や社会人等のボランティア・スタッフが、高校生から「興味のある分野」や「進路についての悩み」の話を引き出し、少し年上の先輩が、「大学生活で熱中していること」や「高校の頃の失敗談」を語りかけます。
ほとんどの高校生は、自分について深く考えたり、社会と接する機会がありません。
このままじゃいけないと思っても、人の目を気にして、一歩を踏み出すことができない生徒も多い。大人になる直前、約98%が入学する高校。もし高校生の頃に、進路の悩みを先輩に相談したり、大学や仕事について体験談を聞く機会があれば。将来に向けて背中を押される“きっかけ”さえあれば、主体的になれる生徒も多いはず。このような思いから始まったたのが、カタリバです。

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