津波で家を流された子どもたちに、学びの場を
コラボ・スクール

「コラボ・スクール」は、被災地の子どもたちのための放課後の学校です。これまで、宮城県女川町・岩手県大槌町で、主に小中高校生のべ1684名(2015年9月現在)の学習指導と心のケアを行いました。

「震災があったから、夢をあきらめた」

東日本大震災は、子どもたちの学習環境に今も大きな爪あとを残しています。現在も町内の生徒の3分の1以上が仮設住宅に暮らしています。
「震災があったから、夢をあきらめた」「受験に失敗した」「志望校に行けなかった」このような想いは絶対抱いてほしくない・・・そんな願いから始まったのが、コラボ・スクールです。

津波の被害が、特に激しかった2地域で開校

2011年7月、ハタチ基金事業としてNPOカタリバは「女川向学館」を設立。同年12月には、岩手県大槌町2校目の「大槌臨学舎」がスタートしました。

女川向学館

宮城県女川(おながわ)町は、東日本大震災による津波で、大きな被害を受けました。
住居倒壊率は82.6%と被災地で最も高く、町立第二小学校の児童の9割が津波で家を流されました。
2011年7月より、当時避難所として使われていた旧女川第一小学校の校舎・教室を借り、小中学生・高校生に学習指導と心のケアを行っています。

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大槌臨学舎

岩手県大槌町は、女川町同様、東日本大震災による津波で、大きな被害を受けた町の一つです。住居倒壊率は64.6%と被災地で3番目に高く、町庁舎も津波で崩壊しました。2011年12月より、町の公民館や中学校、お寺や神社などを借り、2013年秋からは皆様からのご支援によって建てた仮設の校舎で、小中学生・高校生に学習指導と心のケアを行っています。

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勉強に対する意欲が2.3倍アップ

大槌臨学舎では、生徒たちの「勉強をする理由」に「何かができるようになると楽しいから」という前向きな回答が、2015年3月までに約2.3倍もアップ。女川向学館の生徒たちも意欲的に学習に取り組んでいます。

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子どもたちの「居場所」にも

大槌臨学舎の生徒の84%が「友だちや先輩にすすめたい」と回答。震災で傷ついたり、家庭の事情を抱えたりした子どもたちにとって「居場所」の機能も果たしました。

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「英語を勉強してキャビンアテンダントになりたい」

女川小学校6年 高橋 小紅

東日本大震災は、私が小学校一年生のときに、この女川町をおそいました。その時私たちは、勉強する場所がなくなってしまいました。しかし、私が小学校2年生の時、女川向学館ができました。私は震災後、十分に勉強できるような場所が学校以外であまりなく、ぜひ通いたいと思い、女川向学館に通い始めました。私が今一番がんばっていることは、英語の勉強です。英語は将来仕事をする時や、海外に行ったときに役に立つからです。そして、私の将来の夢は、海外へ行く飛行機に乗る、キャビンアテンダントになることです。そのために私はこれからも、女川向学館で勉強にはげんでいきたいと思います。最後に、私たちへたくさんの寄付をして下さった方々、本当にありがとうございました。

みんなで子どもたちを支える

1校の運営には、年間で約6000万円がかかります。2011年7月「ハタチ基金」事業として設立したコラボ・スクールは、国内外のさまざまな企業・財団・個人からも寄付をいただきました。文部科学省の「緊急スクールカウンセラー等派遣事業」(平成23~27年度)に採用されるなど、復興施策にも取り入れられています。また、2015年には女川町とパートナシップ協定を締結するなど、町役場や教育委員会・小中学校、保護者など地域の方々と協働しながら、さまざまな方とのコラボレーションによって、子どもたちの学びの場を創っています。

震災の悲しみを、強さへ

2014年度は卒業生の99%が第一志望校に合格しました。震災という苦しく辛い試練を乗り超えた子どもたちが、将来をあきらめることなく、自らの手で進路をつかみ巣立っていきました。

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「復興の担い手」を育てる

「支援される側を卒業して、私たちも何かできることをしたい!」このような想いを抱き始めた生徒たちの主導で、町の復興に貢献するプロジェクト型学習を開始。復興を支える社会のリーダーを、育てていきます。

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コラボ・スクールに参加する方法

  • 東日本大震災復興への寄付・募金
  • 被災地でのボランティア
  • 被災地での求人・就職

これまでの活動、生徒の声など、詳しくはこちらから

東日本大震災 子ども達への寄付・募金で復興を支援
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