被災地の子どもたちに学習支援と心のケアを行う
コラボ・スクール

コラボ・スクールは、被災地の子どもたちのための放課後学校です。宮城県女川町、岩手県大槌町、福島県広野町、熊本県益城町の4箇所で、幼児~高校生に学習支援と心のケアを行っています。

勉強する場所を奪われた子どもたちに、落ち着いて勉強する場所を提供

震災により仮設住宅で暮らす子どもたちの教育環境は今もまだ十分に回復していません。狭い仮設住宅では、一緒に暮らす家族に気兼ねし、勉強に集中できない子どもたちがいます。
コラボ・スクールでは落ち着いて勉強する場所がない子どもたちに、放課後の学習支援を行っています。集団授業や個別指導などのほか、自習室も開放。集中して勉強できる環境を提供しています。

2011年に東北の女川町、大槌町で
2016年に熊本県益城町、2017年福島県広野町で開設

2011年7月、ハタチ基金事業としてNPOカタリバは「女川向学館」を設立。同年12月には、岩手県大槌町に「大槌臨学舎」がスタートしました。ここで培った知見・経験を活かし、2016年の熊本地震の際は、もっとも被害が大きかった熊本県益城町に「ましき夢創塾」を立ち上げました。そして2017年、福島県に震災後にできた福島県立ふたば未来学園の生徒を対象に「双葉みらいラボ」がスタートしました。

女川向学館

宮城県女川(おながわ)町は、東日本大震災による津波で、大きな被害を受けました。
住居倒壊率は82.6%と被災地で最も高く、町立第二小学校の児童の9割が津波で家を流されました。
2011年7月より、当時避難所として使われていた旧女川第一小学校の校舎・教室を借り、小中学生・高校生に学習指導と心のケアを行っています。

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大槌臨学舎

岩手県大槌町は、女川町同様、東日本大震災による津波で、大きな被害を受けた町の一つです。住居倒壊率は64.6%と被災地で3番目に高く、町庁舎も津波で崩壊しました。2011年12月より、町の公民館や中学校、お寺や神社などを借り、2013年秋からは皆様からのご支援によって建てた仮設の校舎で、小中学生・高校生に学習指導と心のケアを行っています。

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ましき夢創塾

2016年の熊本地震により大きな被害を受けた熊本県益城町で、コラボ・スクールの3校目となる「ましき夢創塾」がスタートしました。益城町の全壊家屋率は約3割、4月16日の本震の翌日には町民の約半数にあたる16,050人が避難を余儀なくされました。カタリバは震災直後の2016年5月から、益城町にある二つの中学校で放課後学習支援を行っています。2016年11月からは、仮設団地の集会所を利用した夜間学習会も始めました。

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双葉みらいラボ

福島県双葉郡広町で、コラボ・スクール4校目となる「双葉みらいラボ」が2017年6月よりスタートしました。震災後に新設された「福島県立ふたば未来学園高校」の全校生徒を対象に、放課後の学びの支援だけでなく、学校の授業の一つ「未来創造探究」というプロジェクト型学習の支援も行なっています。

勉強に対する意欲が2.3倍アップ

大槌臨学舎では、生徒たちの「勉強をする理由」に「何かができるようになると楽しいから」という前向きな回答が、2015年3月までに約2.3倍もアップ。女川向学館の生徒たちも意欲的に学習に取り組んでいます。

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子どもたちの「居場所」にも

大槌臨学舎の生徒の84%が「友だちや先輩にすすめたい」と回答。震災で傷ついたり、家庭の事情を抱えたりした子どもたちにとって「居場所」の機能も果たしました。

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「英語を勉強してキャビンアテンダントになりたい」

女川小学校6年 高橋 小紅

東日本大震災は、私が小学校一年生のときに、この女川町をおそいました。その時私たちは、勉強する場所がなくなってしまいました。しかし、私が小学校2年生の時、女川向学館ができました。私は震災後、十分に勉強できるような場所が学校以外であまりなく、ぜひ通いたいと思い、女川向学館に通い始めました。私が今一番がんばっていることは、英語の勉強です。英語は将来仕事をする時や、海外に行ったときに役に立つからです。そして、私の将来の夢は、海外へ行く飛行機に乗る、キャビンアテンダントになることです。そのために私はこれからも、女川向学館で勉強にはげんでいきたいと思います。最後に、私たちへたくさんの寄付をして下さった方々、本当にありがとうございました。

みんなで子どもたちを支える

1校の運営には、年間で約6000万円がかかります。2011年7月「ハタチ基金」事業として設立したコラボ・スクールは、国内外のさまざまな企業・財団・個人からも寄付をいただきました。文部科学省の「緊急スクールカウンセラー等派遣事業」(平成23~27年度)に採用されるなど、復興施策にも取り入れられています。また、2015年には女川町とパートナシップ協定を締結するなど、町役場や教育委員会・小中学校、保護者など地域の方々と協働しながら、さまざまな方とのコラボレーションによって、子どもたちの学びの場を創っています。

震災の悲しみを、強さへ

2014年度は卒業生の99%が第一志望校に合格しました。震災という苦しく辛い試練を乗り超えた子どもたちが、将来をあきらめることなく、自らの手で進路をつかみ巣立っていきました。

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「復興の担い手」を育てる

「支援される側を卒業して、私たちも何かできることをしたい!」このような想いを抱き始めた生徒たちの主導で、町の復興に貢献するプロジェクト型学習を開始。復興を支える社会のリーダーを、育てていきます。

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子ども 支援について

コラボ・スクールに参加する方法

  • 東日本大震災復興への寄付・募金
  • 被災地でのボランティア
  • 被災地での求人・就職

これまでの活動、生徒の声など、詳しくはこちらから

東日本大震災 子ども達への寄付・募金で復興を支援

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