自分に合った子どもとの接し方を探れるインターン

東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県女川町。

カタリバは、仮設住宅などで暮らし、落ち着いて勉強する場所を失った子どもたちのために、コラボ・スクール「女川向学館」を設立しました。
子どもたちに学習指導と心のケアを行う女川向学館で、実践型教育インターンとして長期的に活動している清水葉月さんにお話を伺いました。

実践型教育インターン@女川
清水葉月
国際交流学部に所属
趣味はドライブ
Q

教員になりたいと思ったきっかけ

A
もともと、教員を目指していたわけではありませんでしたが、大学時代に地元福島県の子どもに関わるボランティア活動に参加したことから、教育に興味を持つようになりました。
また、教育実習で授業をもった際、ありのままに伝えた自分の想いに生徒たちが感動してくれ、伝えることが楽しいと感じたことも教員に興味を持つようになったきっかけのひとつです。
Q

インターンを始めた理由、きっかけ

A
私自身、高校2年生のときに福島で東日本大震災を経験し、地元を離れ、高校生最後の1年間の大事な時期をいろいろな人達に支えてもらいました。そのため、大学を卒業してからは、今度は自分が東北の後輩たちを支える存在になりたいと思うようになりました。
その方法として、教員になるか、それとも他の方法を探すのか悩んでいたときに、教育実習先で知ったのがカタリバです。そこで出会ったカタリバ職員に「実践型教育インターン」を勧められ、機会があるなら実際に現場で子どもと向き合ってみたいと思い、昨年4月からインターンを始めました。
Q

担当している仕事

A
小学1年生の授業と5年生の算数、中学生の英語のクラスを主に担当しています。その他にも、高校生が実際に地域の課題に取り組む課題解決型学習「マイプロジェクト」の手伝いや、「学習の場としての向学館」以外の場づくりも行っています。
Q

他のインターンとは違うところ、いいところ

A
実践型教育インターンは1年間という長い期間で活動するため、カタリバ職員と同じように、担当授業などの業務を自分の裁量で任せてもらえますす。また、海や山など女川の素晴らしい自然に癒されたり、復興最中の女川町を盛り上げている地域の人たちに出会えることは大きな魅力だと思います。
Q

スタッフや子どもたちの雰囲気

A
若いスタッフや地元スタッフの方々と一緒に仕事をしています。皆、子どもに対しての眼差しが優しく温かみに溢れています。
また、女川の子どもたちは、とても活発で遠慮なく話してきてくれます。たまに見せる純粋な一面がとても可愛いです。
Q

やりがい、乗り越えたこと

A
子どもたちを相手にする仕事は、すぐに結果がでない地道なものです。しかし、対話を通して子どもが突然いい反応をしてくれるときがあります。その瞬間に立ち会えることが面白くやりがいを感じています。

インターンを始めた当初、学習は単にやらせれば伸びると思っていました。しかし、大切なのは勉強ができるようになるまでのモチベーション作りだということに気がつきました。

また、「どうやったらこの子たちに言葉が届くのかな」と、子ども一人ひとりへの理解に努め、信頼関係の構築に励むことで、いい結果に繋がりました。

Q

身につけたスキル

A
教育実習やボランティア活動は単発ですが、インターンとして長期的に子どもと関わることで、自分に合った接し方を探ることができました。子どもがこちらを試すような対話や悩み事を相談してきたとき、どのように対応すればいいのかなど、実際に子どもと日常的に過ごさないとわからない対話の仕方や距離感を学びました。

Q

今後の進路、目標

A
初めて女川町に来た人から見れば、町にはとても立派な建物が立ち並び、地元の人たちにとっても素晴らしい町になったように映るかもしれません。しかし、復興中の町の中には、子どもたちが落ち着いていられる空間や、遊ぶ場所がまだまだ足りないことを知りました。 また、子どもたちの日常は自分が今まで経験してきたよりも日々やることに追われて、なかなか落ち着くときが少ないのだと感じました。

今後は子どもと直接関わりながら、彼らがほっとできる居場所づくりができるような仕事に携わりたいと思っています。

インターンを迷っている人たちへひとこと

向学館では、様々なことを自分の感覚で感じ、自分で考えることが大切です。教員を目指している人は、実践の場に触れることができるいい機会だと思います。

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