
カタリバは、「どんな環境に生まれ育っても、未来をつくりだす力を育める社会」を目指して、常に最先端のチャレンジで日本の教育イノベーションに寄与してきました。そして現在、全国の不登校の子どもたちをフルリモートで支援する仕組みを開発しています。この新たな取り組みを後方から支える、CS・ヘルプデスク担当を新たに求めています!
この職種で働くスタッフ
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瀬川 知孝
岩手県出身。東京学芸大学卒。国立小学校、私立中高一貫校での勤務を経て、2015年にNPOカタリバに入職。文京区青少年プラザb-labにて、放課後のサードプレイスにおける中高生の自主的な活動やプロジェクト型の学びを支援。2020年、コロナ禍の一斉休校に対する支援として立ち上がったオンライン事業の担当として異動し、現在はオンライン不登校支援プログラムのマネージャーを務める。
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芳岡 千裕
京都府出身。同志社大学、スタンフォード大学を経て、2012年にNPOカタリバへ入職。被災地支援の放課後学校「コラボ・スクール女川向学館」創設期の教育活動、マイプロジェクト事務局の立ち上げを経て、2015年から河合塾で新指導要領を踏まえたプログラム開発を担当。2019年よりカタリバパートナーとして広報、ハタチ基金、キッカケプログラムを担当後、現在はオンライン不登校支援プログラムを担当。
募集の背景
学校に行けない「長期欠席者」の児童生徒は年々増加し28万人超
2020年度に「不登校」とみなされた小中学生は、前年度より8.2%増の19.6人で、過去最多だったことが文部科学省の問題行動・不登校調査で示されました。さらに、「病気」「経済的理由」「新型コロナウイルスの感染回避」などで、年間30日以上学校に行けていない長期欠席者も含めると、その数は28.7万人にも上ります。
一方で、不登校の子どもたちをサポートする「不登校特例校」や「教育支援センター」は、設置が自治体の努力義務となっていますが、実際に設置されている自治体は全国の約6割にとどまり、不登校の児童生徒数に対して公的支援が足りていないのが現状です。
一人ひとりに合わせた学びをオンラインで
カタリバでは、2015年から不登校の子どもたちへのサポートを行ってきましたが、2020年以降のコロナ禍においては、さらにさまざまな事情を抱える家庭から声が寄せられるようになりました。そこで、「どんな子どもにも、その子に合った適切な学びに当たり前につながれる世界をつくりたい」という想いからスタートしたのが、オンライン不登校支援プログラム「room-K」です。
今回の募集は、room-K 事業の拡大に伴うCS・ヘルプデスク担当の増員採用です。多くの家庭が安心してプログラムを利用できるよう、また、家庭を担当するスタッフが現場での支援に集中できるよう、後方からサポートする重要な役割です。
仕事内容
オンライン不登校支援プログラム「room-K」の運営業務に携わっていただきます。具体的には下記のような業務からお任せしていきます。
● 対ユーザーのCS対応
room-K のユーザーであるご家庭(保護者、子どもたち)や連携先学校・自治体からの、PCやシステムの使い方についてサポートします。丁寧に相手の話を受け止めて、ニーズを汲んで、対応することが大切です。
● 対スタッフのヘルプデスク
運営スタッフや提携している自治体の担当者に発行しているアカウントの管理業務(新規発行・削除・権限変更など)を担当します。
● データ管理、出力
各システムに蓄積されているデータの書き出しや、簡単な整形を担当します。例えば、学習システムから出席率に関するCSVデータを一覧で出力し、現場ニーズに合わせて加工・修正を担います。
新規事業現場のため、新ツール・サービスを積極的に導入する風土があります。そのため、CS・ヘルプデスク担当者は新ツールを積極的に理解し、現場に根付かせる柔軟性も時に求められます。
仕事のやりがい
「一人ひとりに合わせた学びをオンラインで届けたい」という想いに共感してくださる方であれば、きっとやりがいを感じられる環境です。日本中の不登校の子どもたちとその保護者に対して、オンライン伴走支援の仕組みをつくるという、社会的意義の大きい新規事業に携わることができます。
この事業は、目の前の子ども・保護者との関わりのなかで成果をだすということにとどまらず、現場で気づいた社会課題や効果検証をもとに、全国に先駆けた事例・モデルづくりをすることで、多様な子どもを支える教育の仕組みづくり、政策提言に働きかけることを目指しています。そのなかでシステムの後方支援は、地道で粘り強さが求められつつも、オンライン現場を支える要の役割ともいえます。
一方で、仕事のやりがいと生活とのバランスを取りながら働くこともできます。時期により残業が発生することもありますが、リモート勤務中心ですので、通勤時間などは最小限に押さえられます。また、業務委託メンバーの多いチーム風土もあり、自身の仕事を比較的柔軟にコントロールできます。
スタッフの1日
拠点は高円寺オフィスですが、リモート勤務中心となり、オフィスへの出社は月1回程度です(コロナウイルス感染症の影響次第で変更となる可能性もありますが、ご要望を踏まえて随時相談させていただきます)。勤務曜日・時間も都合に合わせて調整できるので、家庭との両立もしやすい環境です。
スタッフも子どもたちも「Gather」というオンラインスペースでコミュニケーションを取っています(上記画像)。スタッフ間のテキストコミュニケーションは「Slack」中心です。その他、「Zoom」、「Googleチャット」、「LINE for Business」などを組み合わせてプログラム運営を行っています。
●あるスタッフの1日
09:30 出勤(オンライン会議システム入室)、Slackに来ているシステム相談の確認・対応
10:00 システム開発担当者と打ち合わせ
10:30 「ポータルサイトが見れない」等の問い合わせへ電話 or チャットで対応
11:00 データ加工作業、機材セッティング
12:30 退勤(オンライン会議システム退室)
求める人物像
- 不登校支援、保護者支援、教育のICT化といったテーマに関心のある方
- 変化の多い環境においても柔軟な姿勢で対応することができる
- 様々なユーザーやスタッフの状況やニーズを汲み取りコミュニケーションを取れる方
- 新たな知識を吸収することに抵抗がない方
求めるスキル・経験
- VLOOKUPなど関数やピボットテーブルを扱うことができるExcelスキル
- その他、様々なツール・システムを抵抗なく用いることができるITリテラシー
- 幅広い関係者と円滑にやり取りできるコミュニケーション力
- その他、詳細は下記募集要項を参照
募集要項
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雇用形態
非常勤職員(パートタイム契約)
業務委託などのご希望があれば応相談 -
募集職種
CS・ヘルプデスク
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配属部署
オンライン事業部
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配属部署の体制
事業責任者である代表理事・今村のもと、3名のフルタイム職員、1名のパートタイム職員、5名のパートナーに加えて、家庭への直接支援を担当する35名の支援計画コーディネーター/キャスト/メンターが在籍しています。
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勤務地
NPOカタリバ本部オフィス
東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ
JR中央・総武線高円寺駅徒歩5分
*現在はリモート勤務メインです -
勤務時間
9:00~18:00の間で週10~30時間程度
※CS対応を念頭におきつつ、本人希望により時間・時間帯とも柔軟に対応
(一例/9:30~12:30、13:00~17:00の勤務パターン)
※本人希望により時間・時間帯とも柔軟に対応 -
勤務曜日・日数
月~金曜から週4~5日程度
※応相談 -
給与
時給1,200円~
*ただし、当社規定により経験・能力を考慮し、面接・面談後に決定 -
待遇・福利厚生
*労災・雇用保険(週20時間以上勤務)
*健康・厚生年金保険(週30時間以上勤務)
*通勤交通費支給
*健康診断、インフルエンザの予防接種 -
休日休暇
*夏期休暇、年末年始休暇
*有給休暇 -
契約期間
有期雇用(当初1年、継続可能性あり)
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応募資格
<必須>
― VLOOKUPなど関数やピボットテーブルを扱うことができるExcelスキル
― その他、様々なツール・システムを抵抗なく用いることができるITリテラシー
― 幅広い関係者と円滑にやり取りできるコミュニケーション力<歓迎>
― マニュアル作成などのドキュメンテーション業務の経験
― 業務フローの改善や効率化に取り組んだ経験(規模は不問) -
採用予定人数
若干名
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選考プロセス
▼ 書類選考
▼ 面接2回程度 + Web適性検査
▼ 内定*新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、できる限りオンライン面接で対応しています