NHK「おはよう日本」・テレビ朝日「報道ステーション」・日本経済新聞・朝日新聞など
代表が文部科学省中央教育審議会・こども家庭庁委員。文京区・埼玉県戸田市・三重県など27自治体と連携協定
内閣府/未来をつくる若者・オブ・ザ・イヤー、日経ソーシャルイニシアチブ大賞など
生活に困難を抱える家庭にとって、夏は過酷な季節です。
栄養のある食事とエアコン。
熱中症対策に欠かせないこの2つには、お金がかかります。
経済的に困難を抱える家庭にとって「熱中症対策」は、たやすいことではありません。
「栄養のある食事」といわれても、夏休みには給食がありません。
子どもたちの食生活は不安定になります。
「給食がなくなることで、
夏休みに自分の食費がかかってしまう」
私たちが東京都内で運営する放課後教室では、スタッフと子どもたち15人ほどで大テーブルを囲み、一緒に手作りのご飯を食べます。
「給食がない日も、栄養バランスのとれた食事をお腹いっぱい食べてほしい。」
そんな思いから、夏休み期間は回数を増やし、毎日、昼夜2食を提供しています。
家が遠かったり、家族のケアを日常的に行っていたりそれぞれに事情がある子どももおり、毎日放課後教室に通うことは難しい子どももいます。
大切にしたいのは、切れ目なく支援を届けること。
そのような子どもを対象に自宅に食事を届ける取り組みを始めています。
「いただきます」と「ごちそうさま」を
言い合える団らんを
放課後教室では、栄養のあるご飯をお腹いっぱい食べてもらうのはもちろん、
“ともに食卓を囲む”という体験を大切にしています。
当たり前にも思える食事どきの語らいも、さまざまな家庭の事情で、ほとんど経験できない子どももいます。
子どもたち同士、そして歳の近いスタッフとなにげない話をする。
「いだだきます」と「ごちそうさま」を
声に出す。
そんな習慣を続けると、だんだん本音で話をしてくれるようになります。
また、ご家庭に食事を届ける際には、子どものきょうだいの分の食事を届けることもあります。
子どもの中には一人で食事をとることが多かった子どもも多いですが、
放課後教室で体感した団らんや本音の会話を、
今度は子ども自身が働きかけてご家庭でも行えるよう、期待を込めて機会の提供をしています。
困窮家庭の子どもたちには、日頃から食事、学習・家庭環境などのさまざまな課題を抱えています。
夏休みは学校がないことで、これらの課題の困難さが強まる傾向にあります。
夏休みは、放課後教室に通い始める子どもが増える時期でもありますし、
学校がないことで、滞在時間も増える傾向にあります。
せっかくの期間を、子どもたちが前向きに頑張り始められるきっかけにするために、
カタリバでは食事の支援の他にも、以下の取り組みを行っています。
猛暑の中、家計の苦しさから家で冷房機器が使えないケースも多く、熱中症等のリスクが上がります。
放課後教室は毎日朝10時~夜9時まで開館しており、いつでも気軽に来館できます。
スタッフや子どもどうし関わりも多く、安心できる居場所となっています。
夏休みの間に塾の夏期講習に通う子どもも多い中で、学力差が開いてしまうこともあります。
放課後教室では、週に2日程度、授業を行うほか、分からないところをスタッフにいつでも質問できる自習室の運営を通じて、学ぶ楽しさや、学ぶ習慣の定着をサポートしています。
夏休みに、家族で旅行をする機会がない子どもも多くいます。
放課後教室では、学校・家では経験できない、スポーツ・音楽・家庭菜園等、年間130回を超える体験プログラムやイベントを通じて自分の可能性を発見する場を提供しています。
また、この夏、経済的事情から旅行に行きたくてもいけないという声を受けて、能登半島への宿泊型の自然体験プログラムの実施も企画しています。
500人の子どもに、
夏休みの特別支援を提供します
手作りの食事を
3食分
提供できます
2ヶ月分の
教材費になります
1ヶ月間、
放課後教室に
通えます
※1年間のご寄付を続けられた場合
達成率xx%
※2023年 8月期
ご寄付してくださった方には
子どもの絵が描かれた
絵葉書を送付します
月に1度メールにて
活動報告をいたします
私たちの放課後教室が始まったのは、東日本大震災の被災地での子どもたちの支援がきっかけ。
当時の中高生たちが大人になり、今の想いを綴ってくれました。
藤沢さん(岩手県大槌町出身)
髙木さん(岩手県大槌町出身)
例:毎月3,000円(年間36,000円)を寄付
●所得税 (36,000円-2,000円)×40%=13,600円
●住民税 (36,000円-2,000円)×10%=3,400円
→合計:17,000円の控除
※東京都にお住まいの方が、税額控除を選択した場合です。控除には限度額があり、実際の税額はケースにより異なります。
佐治さん
佐藤さん
魚を与えるのではなく、
魚の釣り方を教える支援
寄付者の方に、カタリバの活動をこのようにたとえていただいたこともありました。
子どもたちが困難な環境を乗り越え、自分の力で歩き出す。
大人になって、主体的に人生を切り拓く力を育めるようサポートしています。
ご支援者とスタッフが集まった報告会
私たちが目指すのは、「どんな環境に生まれ育っても、未来をつくりだす力を育める社会」。
その実現のため「意欲と創造性をすべての10代へ」というミッションを掲げ、活動しています。
多様な困難を抱える子どもたちに、安心して過ごせる居場所を届け、スタッフとの対話による心のケアと、学習支援、食事支援で成長を支えます。
自信を失い、自分らしい未来を思い描けずにいる子どもたちに、居場所と、文化・スポーツ・学びに関する多様な探究学習の機会を届け、意欲・創造性・主体性・探究心を自ら育むことを支えます。
名称 | 認定特定非営利活動法人カタリバ |
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本部 | 東京都中野区中野5丁目15番2号 |
設立 | 2001年11月(2006年9月に法人格取得) |
役員 |
|
職員 | 157名 (うち正職員124名) (2024年6月現在) |
代表理事 今村 久美
ご支援の広がりとともに、支援を届けられる地域が全国に広がってきました。
私たちの地元でも、子どもたちをサポートしてほしい
能登地震など災害で子どもたちが傷つかないように、ケアを
日本全国で暮らす、より多くの子どもたちに支援を届けるため、現在は15の事業を展開。
コロナ禍で立ち上がったオンラインでの支援も含めて、支援する子どもたちは47都道府県にいます。
東日本大震災で大きな被害を受けた地域の一つ、宮城県女川町で、放課後教室を作り、学びや居場所を提供。
※2022年に現地新法人に事業移管
※一般社団法人まちとこ提供
自分ではどうすることもできない課題を抱える子どもたちに、居場所・学習・体験・食事を提供。将来に対する前向きな変化を促しています。
学校に通うことに困難を抱えている子どもに、習熟度に合わせた学習支援、農作業や地域行事への参加、家庭や学校などへの訪問支援など、再登校や継続登校、進路実現を目指したサポートを提供。
デジタルの力を最大限活かすことで、直接は支援が届きにくい家庭など、すべての子どもたちの学びに寄り添い、「機会」の格差を乗り越えることで子どもたちの自立を育み、貧困の連鎖を断ち切ることを目指しています。
意欲と創造性を
すべての10代へ
全国のご支援者や教育関係者など思いを同じくする方々と力を合わせ、届けていきます。
子どもたちが、生まれ育った環境や境遇によって、可能性を閉ざされてしまうことが決してないように。
ご自身の思いや経験と重ね合わせて、「放っておけない」「この活動が必要だ」と思ってくださった方は、
今すぐサポーターとしてご支援を始めていただけませんでしょうか?
コロナ禍や能登地震など、社会情勢の変化によって、子どもたちを取り巻く環境にも大きな困難が生まれました。
そのたびに私たちは、その時点で必要な支援を立ち上げ、届けてきました。
オンライン授業や休校などにともない、全国各地の生活が困窮している家庭の子どもたちへ学びを届け続けるため、パソコンを貸与しました。
地震発生2日後から能登半島に入り、子どもたちが安心して過ごせる居場所を県内各地に開設。中高生の受験にかかる費用に奨学金(給付型)を提供したほか、学校再開に向けてストーブや灯油を提供しました。
既存の制度ではこぼれ落ちてしまう高校生たちを対象に、伴走支援と給付型奨学金を融合させた「カタリバ奨学金」の創設を目指すトライアルプロジェクトを始動しました。学費のみならず、受験費用など「見えない」支出もカバーする包括的にサポートします。
そんな中で大きな支えになってきたのが、継続的な寄付者の方々の存在です。
活動費用があると安心して子どもたちに向き合えるのはもちろん、たくさんの励ましの言葉もいただきました。
どんな環境に生まれ育っても、
自分の力で未来は切り開ける。
子どもたちにそう実感してもらうために、
ご支援をお待ちしております。