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【マイプロインタビュー】幅広い世代で交流を 「Talk Cafe」

レポート

マイプロ運営チームがお送りする高校生インタビュー記事。「マイプロに取り組んでいる高校生同士のつながりを増やしたい!」それが私たちのマイプロジェクト。
 今回インタビューを行ったのは、幅広い世代の交流を生むTalk Cafeを運営する高橋拓真くん(岡山学芸館高校一年)。どのような想いでイベントを運営しているのか話を聞いてみました。

高橋拓真くん

——「Talk Cafe」について教えて下さい。

学生や社会人、留学生を対象に一つのテーマについて意見を交わす場を開催していて、毎回30人ほどの人たちが世代の壁を越えて参加しています。「人とつながる」をモットーにこのイベントを運営していて、現在は第3回の「Talk Cafe」の開催について運営メンバーで話し合っているところです。

——どのようなテーマを「Talk Cafe」で扱っているのですか?

これまでは「幸せとは何か?」「なぜ勉強するのか?」といったテーマで開催しました。ディスカッションを通して、お互いの意見を共有することで気づきが生まれると思います。けど、高校生にとってディスカッションって難しいイメージがあって、取っ付きにくいものですよね。だからこそ、少しでも身近な話題をテーマにしてより多くの人に参加してもらおうと考えました。普段、考えることもあるけど日常の会話にはでてこない、そんな話題を「Talk Cafe」で扱っています。

——確かに学校外で「人とつながる」場所ってあまりないですよね。なぜ「Talk Cafe」を開催しようと思ったのですか?

高校生になって周りの積極的な姿勢に刺激を受けたことが大きいですね。中学生までは「なんとなく」学校生活を送っていましたが、徐々に自分から行動することの大切さに気づきました。最初は、学校の講演会で発言することや、担任の先生に紹介してもらったイベントに参加することから始まりました。その中で、人からアドバイスを貰うことや、人の考えを知って学ぶことがあって、人と出会ったことで自分が成長したという実感がありました。自分の可能性が広がるような人との出会いをもっと増やしたい、そう思って「Talk Cafe」をスタートしました。

——これまで「Talk Cafe」を通して感じた課題はありますか?

一番は、参加してくれる高校生を増やすことだと考えています。宣伝の仕方もまだまだ改善できると思うので、「Talk Cafe」のようなイベントに興味のない高校生も気軽に参加できるようなきっかけを作っていきたいです。そのためには、参加してくれる人の満足度を高めることも必要で、やるべきことはたくさんあるな、と思っています。

——今後はどのような「Talk Cafe」を運営していきたいですか?

先に話したように、できるだけ参加者の満足度が高いものを提供したいです。「Talk Cafe」はワールドカフェ方式で行っているので、やり方次第ではモヤモヤが残ることもあるので、その場での着地点の設定が難しくなります。人数が多くなればなるほど、その問題は難しくなるし運営側のスキルが求められる所でもあると思います。少しでも多くの人に共感してもらうことで、参加者自身の成長につながる気づきを提供していきたいです。

——「Talk Cafe」を運営する中で、どのような成長がありましたか?

まだまだ成長途中だと自分では思っています。自分の中での一番大きな変化は「人への伝え方」に対して意識するようになったことです。人前で話すことを通じて、聴く人の感情を動かせるような伝え方を考えるようになりました。「Talk Cafe」に参加してくれる人たちにも、伝え方を意識できるようなきっかけを共有していきたいと思っています。

——マイプロアワードへの出場することについては考えていますか?

マイプロアワードが開催される時期は留学しているので、出場するかどうかは他の運営メンバーが決めると思います。自分としては、全国の高校生とつながる機会はとても貴重だと思っています。自分で考えて行動に移したものが評価され、アドバイスをもらえる場にぜひ参加してほしいとも思っています。3月ごろに第三回の「Talk Cafe」を開催する予定もあるので、未定なところが大きいのでなんとも言えないのが正直なところです。


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今回、高橋くんがインタビューに応えてくれたのは留学に旅立つ前日でした。少しでも多くの人に「Talk Cafe」を知ってもらい、今後の運営に生かしていきたいと意気込んでいたのが印象的です。留学して本人はいなくても「Talk Cafe」を運営する仲間がいるのも素敵ですね。一人だけのリーダーシップではなく、仲間との協働で作り上げる「Talk Cafe」。今後の進展に期待大です!