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認定NPO法人カタリバ (認定特定非営利活動法人カタリバ)

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News

2014年 事業報告会レポート

レポート

2014年10月25日、爽やかな秋晴れの中、事業報告会を無事に開催することができました。
様々なステークホルダーの方々、総勢約70名の方が参加してくださいました。
 
お越し頂いた皆様、本当にありがとうございました!
報告会を開催してお話しする機会を設けられるのも、日頃ご支援いただいている皆様のおかげです。
今後ともお見守りのほど、どうぞよろしくお願いいたします。
 
当日の様子をレポートしましたので、ぜひご覧ください。
 
DSC_0662

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司会は創業者の三箇山(旧姓:竹野)。三箇山は9月に療養と育児休暇より復職しました。
この日は3名の0〜1歳児も参加。会場に時折赤ちゃん語が響く中、和やかなムードで会が始まりました。
 
  
はじめに、代表理事の今村久美より挨拶をさせていただきました。
 
 
「今、三箇山がこの場にいることが感慨深いです」
 
 
今村は三箇山と出会った2001年当時を振り返ります。
当時、2人は大学生活を楽しんでいることに背徳感を感じていたそうです。
自分たちが感じているように、学ぶことを楽しいと思えていない人がいる。
ぼやきながら生きている友人がいる。
その差は、たまたま得た環境とそれによってつくられた前向きな価値観。
今ある環境をもっと活かせるようになるには、教員の数や学校の数を増やすということではない。
一生懸命二人で話して見つけたことは、語る、ということ。
縦でもない、横でもない、利害関係がない「ナナメの関係」ーーーーーーーーー。
 
 
そのようにして、2001年今村が大学を卒業したばかりの頃、三箇山と2人でカタリバという団体を起ち上げました。
今村は続けます。
 
 
「最近実感しているのは、社会課題はなくならないということ。課題がなくなった社会は墓場です。改善することによって社会を良くしていくのです。企業と同じようにサービスを世の中に提供し続けられる組織を目指したい。これまでに17万人の生徒にカタリ場を届けることができたことを感謝するとともに、これからも頑張っていきたい。」
 
 
 

第1部では、カタリ場事業、東北復興事業、新規事業、財務・組織運営について、活動報告をさせて頂きました。

りょう

「カタリ場とは、生徒の言葉にならない言葉を聞いていく対話の授業」
カタリ場事業部からは統括ディレクター今村亮が、カタリ場の課題や取り組みを紹介しました。
 
 

東北復興事業部からは統括ディレクター鶴賀が活動を紹介、女川と中継をつないで現地の子ども達のメッセージも紹介しました。

つるが

「皆さんの寄付によって女川向学館に通うことができ、
夢に向って頑張ることができます。本当にありがとうございます。」(中学校三年生のメッセージより)
 
 

「実際に行動を起こして学んでいく。これを教育機会と捉え直すことがマイプロジェクトです。」
一つ目の新規事業、マイプロジェクトからは統括ディレクター菅野が活動を紹介しました。

かんの
 
 

「コンセプトは中高生の秘密基地。最寄駅は、本郷三丁目と湯島です。」
二つ目の新規事業、b-labからは統括ディレクター今村亮が活動を紹介しました。

びーらぼ
 
 

「多様な人材こそが最大の資産です。自立・分散・協調した組織として、これからも挑戦し続けていきたい」
財務・組織運営に関しては、事務局長の岡本より、決算や重点課題を発表いたしました。

たくや

 
   

第2部「活動の現場を知る」では、事業ごとの班に分かれ、参加者の方とグループディスカッションを実施しました。

座談会

「福岡でもカタリ場をやってほしい」
「海外にいる日本人は日本のために何かしたいという気持ちは強い。いつもFacebookを読むのが楽しみ。海外に向けて発信できると良いと思う」など、参加者の方から様々なご意見もいただきました。
 
 

第3部「カタリバインタビュー」では、支援者と子どもたちの声をお届けしました。

「色んな人と一緒に成長し共生していく。そんな人間関係がつくれる人間になりたい。」
埼玉県でカタリ場の授業を受けた現役高校3年生の生徒は、自分の人生グラフを紹介しながらカタリバとの出会いを話してくれました。

しおり

 
 

「大学で学んだあとは、大槌に戻っておもしろいことをしたい。周りの人に影響を与えられる人になりたい」
大槌臨学舎に通っている現役現役高校3年生の生徒は、寄付者の皆様とスタッフへの想いを手紙にしたためてくれました。

みすず

 
 

「社会課題に対する共感の輪を広げることが、事業規模の拡大につながる」
元キャストで、現在は「gooddo」というインターネット上で社会貢献ができる会社に勤めている女性。カタリバ卒業生という立場からお話してくださいました。

なつ

 
 

「 寄付を通じて何万人もの若者にきっかけを与えられるのはとても嬉しい。寄付は社会との接点です。」
サポーターの男性は、カタリバへ寄付したきっかけや想いを話してくださいました。

JT

 
 

「カタリバには日本のNPO全体の質を上げるために活動してほしい。業界全体の牽引役を是非期待したい」
司会者三箇山からの突然の指名だったのですが、寄付先団体の代表として、企業の方からもお言葉を頂戴しました。

サッポロ

 
 

最後に、監事の久保田が終わりの挨拶をさせて頂きました。

くぼやん

今年は38校のカタリ場の授業にキャストとして参加した久保田は、次のように話をして、会を締めくくりました。
 
「カタリ場を受けた生徒が、それをきっかけに社会課題解決や大学入学するのはそう多くはない。そうでない大半の高校生が、“世の中の大人は嫌なやつばかりじゃなくて、少しはわかってくれる人もいるのかな、世の中いいことがあるのかな”と思ってくれたらいいと思う。
人生想い通りにいかないことも多いけどそこに素敵な発見や気付きがあると思う。
自分はキャストとして参加しているが、寄付等、何らかの形で関わってほしい。」
 
 
◼︎
カタリバとの関わり方は様々です。
もちろん、カタリバの活動や今回の報告会の感想などを、周りの方へ「広める」ことも、1つの関わり方です。
以下に挙げました項目を参考に、ぜひみなさまのお好きな形でカタリバを応援ください。
 
 
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▼ご寄付を通して生徒や子どもたちに授業を届ける
サポーター
→毎月1,000円からのご寄付で継続してカタリバを支えます
 
 
▼教育の現場に参加する
カタリ場のキャスト参加をする
→カタリ場のボランティアスタッフ「キャスト」として生徒と対話をします
 
コラボ・スクールの教育ボランティアになる
→コラボ・スクールで「教育ボランティア(1ヶ月以上)」として働きます
 
 
▼Facebookやtwitterを通してカタリバを広める
Facebook
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twitter
→ぜひ「フォロー」いただき、最新情報をご覧いただいた上で、「リツイート」などをお願いします
 
 
その他の広め方
→Webサイトにバナーを貼ったり、チラシを配るなどをお願いします
 
 
これからもあなたの関わり方で、カタリバを応援のほどよろしくお願いします。