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日本IBMオウンドメディア「Mugendai」に今村のインタビュー記事が掲載されました[メディア掲載]

お知らせメディア掲載

日本IBM「Mugendai」(https://www.mugendai-web.jp/archives/10428)より

2019年11月7日、日本IBMのオウンドメディア「Mugendai」にて、カタリバ代表理事の今村久美インタビューが掲載されました。今村が大学在学中にカタリバを立ち上げた経緯や思い、現在の事業やこれからの抱負などが綴られています。ぜひ御覧ください。

【掲載記事URL】
https://www.mugendai-web.jp/archives/10428

『カタリバ』は、悩める10代の心のサードプレイスーーナナメの関係が切り拓く若者の可能性と未来」

今村:「大学時代のことですが、家庭が裕福で多くの教育機会を得られた人たちに出会いました。親の持つソーシャル・ネットワークによって、こんなにも子どもたちの経験が違ってしまうのかと思い知らされたのです。未来を自分で切り拓ける可能性は、家庭の経済状況や環境が与える教育によって左右されると感じました。そこで、どんな環境で生まれ育っても、意欲さえあれば未来に希望が持てる社会にしていきたいと強く思いました。」

(中略)

今村:「高校生の悩みが、1つのソリューションで解決できるなんて幸運としか言いようがありません。大事なことは、『ゆるく対話的な関係性で語れる人』が何人いるかということです。語り合える人とナナメの関係を作っていくことは、広い社会への橋渡しにもなります。学校やSNSコミュニティーの中の悩みというのは、実はとても小さいことだと気づかせてくれる機会になると思います。そうした多様なお兄さん、お姉さんが周りにいる場を提供することがカタリバの重要な仕事です。」

(中略)

今村:「2001年から2010年は、『学校に社会を運ぶ』を事業のキーワードとしてきました。2011年は『学校を社会に開き、10代の日常に伴走する』、2020年は『学校と社会の境界線をとかす』がキーワードです。例えば、兼業教員がもっと増えてもいいと思うのです。週2日は企業、残り3日は学校で教員として働く、といった風に。
今していることは本当に全部学校でやらないといけないのでしょうか。『前へならえ』や『回れ右』など、果たして必要なのでしょうか。戦後作られた集団一斉的なものより、もっと社会のニーズ、社会の実態へととかしていっていいのではないか、個別最適化した学びへと移行していいのではないかと思います。公平さというのは、これまで『一斉にやる』だったけれど、これからは、『公平に個別に選択をしていく』教育になっていくでしょう。その成果を実証できる、説得力のある事例を作っていきたいです。
日本中の10代が、楽しく生きやすいと思える社会を皆で作っていきたいと思っています。」

(記事本文より一部抜粋)