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認定NPO法人カタリバ (認定特定非営利活動法人カタリバ)

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NewsRelease/NPOカタリバ、熊本県豪雨で被災した子ども・家庭の状況把握に向け、現地調査を開始

お知らせプレスリリース

認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都中野区、代表理事:今村久美、以下カタリバ)は、2025年8月10日に熊本県周辺で発生した豪雨を受け、子どもや家庭への影響を把握するため、現地での情報収集を開始しました。

小学校では夏休み明けの始業式延期も。被害の全容がまだ明らかになっていない状況

2025年8月10日に熊本県周辺で発生した豪雨の影響により、8月20日時点で県内では床上浸水2,377棟、床下浸水2,772 棟など、各地で被害が報告されています。(*1)

そのうち、八代市内の2つの小学校では、学校に流れ込んだ土砂の片付けなどを理由に始業式が延期となるなど、教育活動にも影響が出ています。

被害の全容はまだ明らかになっておらず、今後も影響が拡大する可能性があります。こうした状況を受け、カタリバの災害時子ども支援「sonaeru(ソナエル)」プロジェクトチームは、熊本県内の複数地域を対象に、8月20日より現地での調査を開始しました。

カタリバはこれまで、東日本大震災、熊本地震、熱海市の土砂災害、令和6年能登半島地震、大船渡市の山林火災などにおいて、避難所や学校での子どもの居場所の開設、学校再開の支援、被災家庭への給付金支援などを実施してきました。

今回も、こうした過去の経験を踏まえつつ、まずは熊本県内の被災地域における子どもや子育て家庭に関する被害状況や支援ニーズを確認するために調査を行います。

現時点の調査では、地域の保育園が床上浸水し、現在は希望者のみの受け入れになっていること、小学校の始業式延期に伴い学童の運営を延長したものの、車の浸水があり学童への送り迎えが難しい家庭があることなどが分かってきました。

▼現地の様子


なお、支援の実施は現時点では未定です。今後の具体的な支援については現地調査を経て判断してまいります。

*1:熊本県 危機管理防災課 令和7年8月10日からの大雨に関する被害情報
https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/4/243508.html

事業紹介:災害時子ども支援 「sonaeru(ソナエル)」

災害発生時に、子どもたちへの支援を一刻も早く届けることを目的とした緊急支援プロジェクト。これまでの被災地の子ども支援の経験から、「発災直後の子ども支援において、第三者が1秒でも早く駆けつけることが最も大事なことである」と捉え、平時から自治体・企業と事前にアライアンスを組んでおくことで、迅速な支援活動ができるような仕組みづくりに取り組んでいます。2020年は九州地方を襲った令和2年7月豪雨災害、2021年は熱海市の土砂災害時、2024年能登半島地震・奥能登豪雨にて現地での子ども支援活動を実施しました。

認定特定非営利活動法人カタリバとは

どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。

<団体概要>
設立 : 2001年11月1日
代表 : 代表理事 今村久美
本部所在地 :東京都中野区中野5丁目15番2号
事業内容 :高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(岩手県大槌町・福島県広野町)/災害緊急支援(全国)/地域に密着した教育支援(東京都文京区)/困窮世帯の子どもに対する支援(東京都足立区・全国)/外国ルーツの高校生支援(東京都)/不登校児童・生徒に対する支援(島根県雲南市・全国)/子どもの居場所立ち上げ支援(全国)
URL: https://www.katariba.or.jp

 

問い合わせ

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https://www.katariba.or.jp/report/(担当:カタリバ広報 阿部)