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認定NPO法人カタリバ (認定特定非営利活動法人カタリバ)

〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3-66-3
高円寺コモンズ2F

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活動紹介 / Activity

RESILIENCE

貧困の連鎖をまなびのチカラで断ち切る

あの子にまなびをつなぐプロジェクト

Concept

これまでの教育や社会が取り残してきた、困窮世帯の子どもたち。 外からは見えにくかった格差や課題は、コロナ禍によってあらわとなりました。貧困の連鎖を断ち切るのは、学びです。「困っている子どもを誰一人とりのこさず、学習機会やサポートを届けたい」「貧困の連鎖が拡大していくのを止めたい、それが教育の役割なはず」 という想いのもと、「あの子にまなびをつなぐ」プロジェクトを立ち上げました。生活困窮世帯など、様々な困難を背負った家庭の子どもたちをオンラインで支援し、まなびのチカラで貧困の連鎖を断ち切れる社会を目指していきます。

Serviceサービス

活動概要

  • 所在地

    東京都杉並区高円寺南3-66-3高円寺コモンズ(運営事務局)

  • TEL

    03-5327-5667 (平日10時-17時)

  • 活動期間

    2020年〜

  • 対象

    市区町村で就学援助/支援等を受けている小学生〜高校生の子どもがいる家庭

  • 活動内容

    奨学PC・Wi-Fiの貸与/親子への伴走・研修の実施/オンライン学習支援/オンラインの居場所と体験機会の提供/オンラインソーシャルワーク/評価研究の実施

活動の背景

機会やつながりを失い、孤独に過ごす子どもたち

これまでの教育や社会が取り残してきた、困窮世帯の子ども達。 外からは見えにくかった格差や課題は、コロナ禍によってあらわとなりました。オンライン授業があっても、ネットにアクセスする環境が家にない子。保護者の収入減・ストレス増によって、険悪な家庭環境の中で居場所を失った子。学校が休校になって給食がなくなり、お腹をすかす子・・・

保護者からはこんな声が届くようになりました。
「中学生と小学生の子がいるひとり親です。休校で食費や光熱費もかさみ、子ども達はイライラして家の壁や物を壊したりしています」 「家が狭く、親子とも密室の中でストレスがたまっています。子どもは夜に眠れなくなり、自傷行動をおこしています」 「子どもと2人暮らし。コロナの影響でパートをクビになりました。家賃も払えるかわからないし、子どもに遊び道具も買ってあげられない。自身に病気もあって心身ともに限界です」

貧困に苦しむ子どもたちに何もしなければ、貧困が連鎖してしまう

総務省の20年4月の労働力調査では、コロナ禍の営業自粛の影響などによる休業者は597万人。またパートやアルバイトなどの非正規労働者が97万人減ったというデータが出ており、うち28万人は35〜44歳の母親世代の女性でした。日本ではもともと、子どもの7人に1人が相対的貧困と言われています(※相対的貧困とは、その国や地域の水準の中で比較して、大多数よりも貧しい状態のことを指します)。もともと生活に苦労していた家庭が、 今回のコロナ禍によってさらに窮地にたたされています。このままでは貧困は、子どもたちの生活や気持ちにも影響し、世代間を超えて連鎖していってしまいます。

まなびのちからで貧困の連鎖を断ち切る重要性

カタリバはコロナによる一斉休校要請を受け、3月4日からZoom上にオンラインの無料の居場所「カタリバオンライン」をオープンしてきました。また困窮世帯へは、パソコンやWi-Fiを貸し出してひとりひとりとオンラインで面談しながら学習支援をしたり、子どもと保護者にお弁当を配布するなどして、窮状をサポートしています。しかし、子どもたちへの支援は、まだ十分ではありません。

「困っている子どもを誰一人とりのこさず、学習機会やサポートを届けたい」
「貧困の連鎖が拡大していくのを止めたい、それが教育の役割なはず」

子どもには、家庭環境を背負う責任はなにひとつありません。 困っている子どもがいるならば、今こそ大人たちが協力して、現状を変えていきたい。まなびのチカラで貧困の連鎖を断ち切れる社会を、今こそ子どもたちへ届けるために、「あの子にまなびをつなぐプロジェクト」をスタートさせました。

活動内容

1.パソコンとWi-Fiの無償貸与

自治体による困窮世帯へのパソコン貸与や、生活保護世帯への通信費補助なども始まっていますが、全国にはまだオンラインを活用した学習環境が行き渡っていない子どもたちがたくさんいます。だれ一人取り残すことがないように、そういった子どもたちへパソコンやWi-Fiを無償で貸与しています。

安全な利用かつ遠隔で技術面サポートをすることができるChromebookを貸与

2.子ども・保護者の伴走支援

ただハードを整えるだけではなく、子どもにも保護者にも安心してオンライン学習に取り組んでもらえるよう、顔の見えるつながりを大事にしながら継続的な伴走支援を行います。
具体的な取り組み:
・パソコンやインターネットの使い方の研修
・課題を抱える子どもへの、週1回の個別面談
・保護者との電話相談、福祉相談

伴走を行うスタッフには事前研修や勉強会を行う

3.オンラインを使った居場所・体験・学習支援の提供

子どもたち一人ひとりの理解や進度に合わせ、個別に学習を進めていけるAI型タブレット教材「Qubena(キュビナ)」や、フィリピンの英会話の先生と楽しく英語を学べる「WAKUWORK(ワクワーク)イングリッシュ」を無料で使用・参加できます。*通常は有料で提供されているプログラム

また、学習支援だけではなく、世界100カ国の子ども達と交流できる「WORLD FRIENDSHIP」プログラムや、放課後に行う部活動のプログラムなども実施しています。著名人による、特別レッスンもあり、教科科目の勉強が苦手な子も、自分の得意なことを見つけながら活動できるプログラムです。

様々なオンライン学習・体験プログラムにどこからでも参加できる

4.継続的な評価研究と発信

本プロジェクトは研究者の方たちと一緒に経年評価を行い、エビデンスベースの現場改善を重ねていきます。本取り組みがこれからの子ども支援や貧困改善の一助となるよう、評価研究した内容についても発信していきます。  以下のような研究者の方たちと、研究を進めていきます。
・国際大グローバル・コミュニケーション・センター准教授 豊福晋平
・立教大学 経済学部 教授 中原淳
・慶應義塾大学 教授/教育経済学者 中室牧子

設立発起人

本プロジェクトは「誰ひとり取り残さず、まなびのチカラで貧困の連鎖を断ち切れる社会を今こそ子どもたちへ届けよう」という趣旨に賛同いただいた皆さんとともに活動していきます。

設立発起人の皆さんから寄せられたメッセージを一部紹介します。(発起人代表以下、五十音順)

発起人代表 今村久美/認定NPO法人カタリバ 代表理事
コロナ禍は世界中の人を被災者にしました。学校にも行政にも頼れない子ども達は、その家族がもともと持っている経済力やつながりによって、得られる機会に大きな格差が生まれますが、2020年現在、機会さえあればテクノロジーによって自分の人生を新しくする可能性とつながることは容易なことなのです。
誰ひとり、コロナ禍の間に取り残さない。私達は社会全体で子ども達を本気で支えるチームを組成します。
ぜひとも皆さんのお力を子ども達に、かしていただけませんか。

今度珠美さん/鳥取県情報モラルエデュケーター
これからの社会を担う子ども達が等しく幸せでありますように.絶望することなく夢を持ち歩んでいけますように.できる支援を全力で行っていきたいです.いつも思いは子ども達と共に.

小泉文明さん/株式会社メルカリ 取締役President(会長)
未来をつくる子ども達のために十分な環境を提供してあげたい。教育にアクセスできることは未来へのチャンスが広がること。たくさんの学びにより、明るい未来が実現するよう願っています。このプロジェクトに共感し賛同します。

酒井 穣さん/株式会社リクシス副社長
格差を少しでも小さくするには、もっとも不運な状況にある人々の日常が改善されることこそ重要だ。私が、このプログラムに賛同するのは、私にとって、もっとも不運な状況にある人々とは「インターネットによる可能性の広がり」を享受できない子ども達のことだからだ。

神野元基さん/株式会社COMPASSファウンダー
中学生の頃、親にねだってインターネットを契約してもらった。田舎の同調圧力に苦しんでいた僕は、インターネットによって僕の部屋が急に世界につながった気がしてとても心が救われた。このプロジェクトが一人でも多くの子ども達の心を救ってくれることを祈ります。

高橋歩さん/作家/NPO法人オンザロード 代表理事
子どもの成長にとって、もちろん、基本は、対面だと想うけど。最近、オンラインでも、驚くほど素敵な学びの場、出会いの場、遊び場が生まれていて、本当に未来が楽しみ!様々な家庭の事情で、希望があってもオンラインに参加出来ない子ども達を、ひとりでも多くサポートしながら、みんなで楽しめる世界を創っていきたい。そんな主旨に、おもいっきり共感しています。

竹下隆一郎さん/ハフポスト日本版編集長
人生はちょっとしたことで変わる。平成の大人たちには、余裕がなく、その「ちょっとしたこと」を子ども達に十分パス出来ていなかった。とても、とても反省しています。私のアクションはちょっとした「石ころ」を、まだ見ぬ誰かに渡すような物ですが、あとはみんなで一緒に転がしていきましょう!

豊福晋平さん/国際大グローバル・コミュニケーション・センター准教授
情報社会に生きる子ども達にとって、彼らと伴走する情報機器やオンライン環境は、自らの能力を高め、大切なつながりを維持し、社会へと積極的に関わるための必要不可欠な手段です。このプロジェクトをきっかけとして、より多くの子ども達がテクノロジーのパワーをポジティブに使いこなし、頼もしい成長を見せてくれることを期待しています。

中原淳さん/立教大学 経営学部 教授
すべての人々に「学びの機会」を提供しようとする本プロジェクトを、カタリバ理事のひとりとして、本プロジェクトの賛同人としても、学びにまつわる研究者の1人としても、心より応援しています。オンライン環境を単に提供するだけでなく、子ども達に伴走するメンターもいる。この試みは、カタリバが過去10年以上、培ってきた「強み」のひとつです。本プロジェクトを通して、多くの子ども達の「可能性」が解き放たれることを願っています。

中室牧子さん/慶應義塾大学教授・教育経済学者
「人的資本論」でノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学の故ゲイリー・ベッカー教授は、1987年に「ブラックマンデー」と呼ばれた株価大暴落のことを振り返り、「確かに株価はたった1日で22%も下落した。しかし、国の富の75%は人間の中にあり、ブラックマンデーの影響を受けなかった」と述べています。人間が教育を通じて身に付けた知識や技能は、株のような金融資産とは異なり、ブラックマンデーのような経済的なショックが起きたとしても失われることはありません。若い世代が質の高い教育を受けられるよう、このプロジェクトを応援します。

水野雄介さん/ライフイズテック株式会社 代表取締役CEO
大変な時期だからこそ、子供たちの学びに、環境による格差が産まれるのは、できるだけ避けたいです。カタリバさんの取組は、彼ら彼女らの人生を変える可能性があります。パソコンさえあれば、自分に合った学びを、好きなタイミングで、どこでも、学ぶことができます。1人でも多くの子ども達に届きますよう。

山崎大祐さん/(株)マザーハウス 代表取締役副社長
私は母子家庭で育ち、経済的にも恵まれた家ではありませんでした。その中で私には学校があり、それが安心の居場所、そして自分の未来を紡いでくれた場所でした。しかし昨今の環境激変で、学校だけで子ども達を守っていくのは難しくなっています。だからこそ、このプロジェクトが必要なのです。共に、新しい子ども達の居場所を一緒に作って下さることを強く願っています。

山田貴子さん/株式会社ワクワーク・イングリッシュ 代表 / 慶應義塾大学 講師(非常勤)
すべての子ども達が自分の心のワクワクを起点に未来を選択できる社会につながるプロジェクト、全力で応援・伴走します!

ドリームサポーター

たくさんの芸能人・文化人の方なども、「子どもたちを支えたい」という想いに共感し、“ドリームサポーター”としてチャリティにご参加くださり、寄附者の方への返礼品や子どもたちへのオンライン講座にご協力いただいています。

ドリームサポーターの皆さんから寄せられたメッセージを一部紹介します。(五十音順)

安宅和人さん(慶應義塾大学教授・ヤフー株式会社 CSO)
これからの未来を作り、担うことになる本当に大切な子どもたち。リモートワークがないと世の中が回らなくなっている中、彼らにリモートでの学習環境があるかどうかは、死活問題です。なのにおそらく半分かそれ以上の小中高の子どもたちが十分な通信帯域、そして自分自身の高速な端末を持っていません。一日も早く、少しでも多くの子供達にまともな教育環境を、これこそがこの国の未来の一丁目一番地です。

有森也実さん/女優
カタリバが大切にしているコンセプトに「ナナメの関係」というのがあります。ナナメの関係から、子ども達が、自分の好きなことを見つけ、好きな自分を発見する。
私もかつて、そんな「好き」に救われ育てられました。好きなことに出会い触れ合う場が、自分の生きる勇気と自信につながって来る。そうした場に、私も参加したいと思いました。

為末大さん/為末大学学長・元陸上選手(男子400メートルハードル日本記録保持者)
知識は強さです。誰もが分け隔てなく情報にアクセスできる世界を作っていきましょう。

一青窈さん/歌手
子どもがすることは
どんな小さなことだって魔法みたいで
触れ合うのに言葉はいらなかったり
”あとでね。”は嫌いだったり。
ここのプラットフォームから
いますぐできることをみつけて
いますぐ友達つくって
いますぐわからないこと聞いて
どんどん世界中につながっていってほしい!
私自身
友だちがいることでなんども助けられたから。
歌と喜びと友だちの輪が広がりますように

丸山敬太さん/ファッションデザイナー
「困った時はお互い様」という日本の昔からの言い回しが僕は好きです。僕の子供の頃に比べて、学ぶ環境も随分と変わりました。黒板やノートは、インターネットやタブレットに。子供達にはいつでも新しい世界を体験して貰わなければなりません。色んな事情で、足りていないのであれば、それは家庭だけでなく、社会が補うべきだと思います。好きなことを沢山学んで、素敵な大人になってもらう為に。
僕はこの、サポートプロジェクトに賛同します。

MEGUMIさん/女優・タレント
大変な状況ではありますが、このような世界中の人達と繋がれる喜ばしい事が生まれたのも事実です。子供達の今が未来を創るのだと思います。
沢山の出逢いと笑顔が、ここに溢れますように。

山口絵理子さん/株式会社マザーハウス 代表取締役社長兼チーフデザイナー
未来の子ども達の可能性を広げるプロジェクトに少しでも関わることができて、とても嬉しいです。私は子供の頃、いじめを受けたり、非行に走ったりとろくに教育は受けていませんが、それでも経営者になることができたのは自分を救ってくれた出会い、誰かの一言、海外との出会い、そうした点の刺激が繋がって人生が広がったからです。このプロジェクトが、子ども達の人生の絵をより大胆に鮮やかにしてくれるよう願っています。

賛同・応援してくださる方々

2020年8月31日23:00までReadyforでクラウドファンディングに取り組み、本プロジェクトの趣旨に賛同し応援してくださる方を募集しています。

私たちと一緒に、まなびのチカラで貧困の連鎖を断ち切れる社会を、今こそ子どもたちに届けませんか?

クラウドファンディングへの参加はこちらから

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