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認定NPO法人カタリバ (認定特定非営利活動法人カタリバ)

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#教員向け

外国ルーツの子ども教育最前線オンラインセミナー 当事者が語る「外国ルーツの私たちが知ってほしい3つのこと」とは?

開催
日時

2021

523(日)23(日)

19:00-21:00

この10年で2.7倍に。増え続ける外国ルーツの子どもたちの受け入れが課題に

日本語指導が必要な高校生は全国に4000人以上、その人数はこの10年で約2.7倍に増加し(*1)、右肩上がりでの推移が続いています。また5月10日には、日本経済新聞の第一面で、日本に暮らす外国籍の子どもたちの日本語学習における課題に関する調査結果が報道されました(*2)。この調査では、義務教育課程における外国籍の子どもたちへの日本語指導体制における課題が指摘されましたが、義務教育課程を出てからも、子どもたちは学習面や生活面で様々な困難を抱えながら暮らしています。

カタリバでは、外国ルーツの高校生たちが、個性を活かして明るい未来を描けるよう、授業時間や放課後の時間を通して支援活動「ROOTSプロジェクト」を行っています(*3)。その活動を通して見えてきた、実際に外国ルーツの子どもたちが直面している課題や、必要とされている支援がどのようなものなのか、現状と展望について考えるオンラインセミナーを開催します。本セミナーでは、支援側である教育関係者やカタリバ職員、また当事者である外国ルーツの元生徒たちを迎え、支援の現場は具体的にどのような課題と対峙しているのか、またどのような支援が求められているのかについて、パネルディスカッション形式で議論します。

*1 文部科学省「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(平成30年度)」
*2 2021年5月10日、日本経済新聞『外国籍の子「支援学級」頼み 日本語教育体制に穴』https://www.nikkei.com/article/DGKKZO71697140Q1A510C2MM8000/
*3 外国ルーツの高校生支援プロジェクトhttps://www.katariba.or.jp/activity/project/multicultural/

セミナー概要

■日時
5月23日(日)19:00-21:00

■環境
オンライン(web会議システム「zoom」利用予定)

■参加方法
お申込みいただいた方へ開催前日までにzoomURLをメールでお送りいたします

■定員
100名
(※30名から100名へ増枠しました。2021/5/18/11:00)

■参加対象者
・教育関係者
・報道関係者

■プログラム
(1)専門家が語る、外国ルーツの子どもたちの教育事情
・外国ルーツの子どもたちが直面している課題
・国や自治体、民間NPOの取り組み

(2)外国ルーツの子どものリアル
・自己紹介
・私たちが知ってほしい3つのこと
– 自分たちが成長する上で、役立った支援について
– ぶつかった壁やつまずいた事、その時にもっとこんな支援があったら
– 先生や周りの大人から言われて勇気付けられた言葉・NGワード

(3)外国ルーツの子どもを支える側のリアル
・「現役高校教員が語る学校現場の課題」(教員)
– 高校で直面した課題
– カタリバとの連携授業を通じて見えてきた生徒の新たな側面
・「外国ルーツの高校生と接して見えてきたこと」(カタリバ職員)
-「ROOTSプロジェクト」について
– 現場でのストーリーや印象深かった事例の紹介

(4)共につくる未来へ
・今後の可能性・希望

※プログラムは変更になる場合がございます。

登壇者

(1)専門家が語る、外国ルーツの子どもたちの教育事情
■海老原 周子

ペルー、イギリス、日本で育つ。慶應義塾大学卒業後、(独)国際交流基金・IOM国際移住機関にて勤務。2009年より、移民の高校生を対象にキャリア教育やアートプロジェクトなどを行う。これまで100回ワークショップを実施し、300人の移民の若者達と接してきた。2016年EU主催「Global Cultural Leadership Programme」日本代表。 2018年、アメリカ大使館の推薦により、未来のアジア大平洋地域の社会変革を担うリーダー「Changing Faces Women’s Leadership Seminar」の日本代表に選抜。2019年より文部科学省外国人児童生徒教育アドバイザー、2020年より東京都教育委員会スーパバイザーを務める。

(2)外国ルーツの子どものリアル
■木村 さおり サブリナ バルトロ

ペルーで生まれた後、幼少期をブラジル・ペルーで過ごす。9歳で家族と共に日本に移住。神奈川県にて、公立小学校・中学校・高校とを過ごし、桜美林大学に進学。国際協力を学ぶ。大学時代に国際理解活動を行う学生団体の副代表を務める。またJICAで日系社会に携わるインターン活動を行う。母校の県立高校で、外国ルーツの学生の学習支援、学生たちのボランティア活動のコーディネーターとして携わる。現在、カタリバにて、ルーツ事業に携わる。

■新井馨

中国出身。12歳で母親と共に住むために来日し、日本の学校に通う。日本語がわからず、戸惑うこともありながら、高校に進学。中学・高校時代に不登校も経験しながら、中央大学に進学。現在は、中国にオンライン留学をしながら、将来は多文化共生に制度面から携わりたいと考えている。現在、カタリバにて、ルーツ事業に携わる。

■ガイレカビル

ネパール出身。中学2年生のときに来日。公立中学校に通い、定時制高校に進学する。小学校の頃からパソコンに触れており、組み立てることや情報収集を得意とする。現在はIT関係の専門学校に通いながら、同分野での活躍を志している。高校卒業と同時にカタリバの活動に参画し、ネパール語、英語、日本語、インド語と複数言語ができることや自身の経験を活かして生徒伴走を担当している。

(3)外国ルーツの子どもを支える側のリアル
■角田先生

(東京都立町田高等学校定時制課程 主任教諭・文部科学省外国ルーツ等児童生徒教育アドバイザー)
主に東京都立高等学校の定時制課程において、外国につながる生徒に関わる多文化共生の教育に取り組んできた。東京都立一橋高等学校では、多言語交流部(ワン・ワールド)の顧問として、学校外のNPO(認定NPO法人カタリバ/一般社団法人Kuriya)及び大学(留学生、学生)との3者連携による居場所づくりに取り組んだ。その他、多文化共生教育研究会運営委員、日本語を母語としない親子のための多言語高校進学ガイダンス実行委員会東京、外国につながる高校生のための進路ガイダンス実行委員会(東京都国際教育研究協議会共催)、多文化共生教育ネットワーク東京他に参加。

■宮城 千恵子

カタリバ職員。沖縄県出身、中央大学卒。学生時代は地域活性化のゼミやイスラエルのキブツボランティアを通して社会の在り方を模索する。民間企業からカタリバ転職後は、被災地の放課後学校ならびに町内小~高校での授業連携や学習会の運営に携わる。20年7月よりルーツ事業の立ち上げメンバーとして活動。

お申し込み

教育関係者の皆様はこちら:https://forms.gle/bNu84Fwm8Ri2gPHu8
報道関係者の皆様はこちら:​https://www.katariba.or.jp/report/

主催団体

認定特定非営利活動法人カタリバ
どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。
<団体概要>
設立   :2001年11月1日
代表   :代表理事 今村久美
本部所在地:東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F
事業内容 :高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(宮城県女川町・岩手県大槌町・福島県広野町・熊本県益城町)/災害緊急支援(西日本豪雨、令和元年東日本台風、熊本豪雨)/地域に密着した教育支援(東京都文京区・島根県雲南市・島根県益田市)/困窮世帯の子どもに対する支援(東京都足立区)
URL   : https://www.katariba.or.jp/

問い合わせ

・取材ご依頼に関する問い合せは下記フォームよりご登録ください。
https://www.katariba.or.jp/report/
090-4434-4346(担当 高木、平日10:00-19:00)

・セミナーに関するお問合せは下記メールアドレスまでご連絡ください。
pr-team@katariba.net(担当:高木)