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PressRelease/災害発生時の10代と教育行政の支援に特化した民間主導の災害時子ども支援アライアンス「sonaeru」を設立

お知らせプレスリリース

災害発生時の10代と教育行政の支援に特化した
民間主導の災害時子ども支援アライアンス「sonaeru」を設立

認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都杉並区、代表理事:今村久美 以下、NPOカタリバ)は、日本国内の災害発生時に質の高い教育支援を一刻も早く届けるため、平時から自治体・企業・NPO等の間で災害時の連携内容についてアライアンスを組んでおくことで、迅速な支援活動を行う災害時子ども支援アライアンス「sonaeru」を設立しました。行政パートナーと民間パートナーをそれぞれ募集しており、民間パートナーの第1号として、本日、人材サービスを主力とする株式会社ウィルグループ(本社:東京都中野区、代表取締役会長 兼 CEO 池田 良介)とアライアンスを締結しました。

災害時子ども支援アライアンスsonaeruの紹介ページはこちら

災害時子ども支援アライアンスsonaeruの概要

災害が発生した場合、NPOカタリバの担当チームがすぐに調査を実施。現地の状況・ニーズに応じて、民間パートナーの支援リソースを組み合わせて、迅速な教育支援活動を開始します。

全体のスキームイメージ

設立の背景

1.災害時の思春期世代への支援の必要性
NPOカタリバは、これまで東日本大震災・熊本地震・西日本豪雨災害において、主に中高生の心のケアと居場所づくりに取り組んできました。被災した子どもたちには、避難生活によって起こる孤立化/学校へのアクセス遮断・学習環境の欠如/精神が不安定になる、といった課題が発生します。平時でも心が不安定な思春期世代。迅速かつ長期的な支援が必要ですが、その支援体制は十分とは言えません。

2.迅速に教育支援活動に取り組めない構造的問題の解消
災害時の教育行政には、子どもの安否・所在確認、学校再開準備(仮設校舎建設、校舎移転等)、学校へのアクセス確保、保護者への説明、教職員への指導など…膨大な公教育の再建業務がのしかかります。加えて支援に必要なリソースを集め体制を整えるためには、関係各所との膨大なコミュニケーションコストが発生します。そんな中、民間から多数押し寄せる支援の申し出を現地のニーズとマッチングすることは困難です。

災害発生時に思春期世代に必要な教育支援を届けること、事前に自治体と民間で協力体制を組んでおくことで迅速な支援活動に取り組むこと、そのために災害時子ども支援アライアンス「sonaeru」を設立しました。

活動内容

1.アライアンスパートナーの募集
行政パートナーと民間パートナーを募集します。行政パートナーとは、災害発生時の会議体の設置/情報共有の協力/子どもの活動場所の確保協力などについて合意をいただきアライアンスを締結。民間パートナーとは事前のご寄付/災害発生時のご寄付の確約/その他独自リソースの提供などについて協議のうえ、アライアンスを締結していきます。

2.平時からアライアンスパートナーとの連携を強化
アライアンスの締結後は災害時の具体的対応について、行政パートナーと民間パートナーそれぞれと平時から連携・協議を重ね、いざという時にスムーズに支援を行うための備えを実施していきます。

3.災害発生時の教育支援活動
災害が発生した時にはすぐに調査を行い、状況に応じた支援体制を構築。民間パートナーの支援リソースを、現地のニーズに合わせて組み合わせて、迅速な教育支援活動に取り組みます。

災害時子ども支援アライアンスsonaeru設立への想い

認定特定非営利活動法人カタリバ代表理事 今村久美

これまで私たちは、東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨など、大きな災害が発生する度に、現地に駆けつけ、子どもたちの状況を把握し、企業や地元の学習塾、教育委員会や学校などと連携しながら、支援活動に取り組んできました。地元の方々からは必ずと言っていいほど「まさかうちが被災地になるとは・・」「日頃から備えていれば・・」といった声が聞かれます。日々、多くの災害が起こるにも関わらず、被災直後の教育現場の知見や経験は、なかなか他自治体には共有されません。いつ何時も、危機にさらされているということを念頭に置きながら、これまでの経験を生かし、即座に動ける体制をつくりたい。そして、「災害によって未来の希望が閉ざされる、そんな子どもを一人も生み出さない」という志を、現実のものとしていきたいと考えています。

民間パートナー第1号は
株式会社ウィルグループ

民間パートナー第1号として2019年8月1日に株式会社ウィルグループとのアライアンスを締結しました。ご寄付/支援活動拠点としてオフィスの提供や移動手段確保の協力/災害時の調査・支援活動への社員参加などを盛り込み、災害時には協働チームとしてともに教育支援活動に取り組みます。今後もパートナーの拡大を目指して取り組んでいきます。

災害時子ども支援アライアンスsonaeru参画への想い

ウィルグループ 有志社員によるボランティア団体「WILLハート会」理事長 土肥貞之様

今まで、WILLハート会はNPOカタリバ様の運営しているコラボ・スクール(岩手、宮城、福島の東北3県)へお金のみならずウィルグループの強みとする「人」の支援を続けてきました。支援を始めてから7年間。その間には東日本大震災だけではなく熊本地震や西日本豪雨などいくつもの災害がありました。そんな地には十分とは言えないかもしれないですが、お金や物資、炊出しスタッフやがれき処理スタッフなどたくさんの支援が行われています。ただそんな現場で唯一、すっぽりと抜けてしまっている支援があると伺いました。それが子供たちへの心のケア、教育のケアです。その状況を打破するために立ち上がったカタリバ様に深く共感したため、今回、アライアンスへの参画を決意いたしました。

株式会社ウィルグループについて

“個と組織をポジティブに変革するチェンジエージェント・グループ”をミッションに掲げて、人材派遣・人材紹介、業務請負などのサービスを国内外で展開しています。連結従業員数は、3,000名を超え、50社を超えるブランディングカンパニーが集結。グループの構成は、持株会社である株式会社ウィルグループを中心に、「働く」「遊ぶ」「学ぶ」「暮らす」の事業領域において、グループのシナジーを発揮しながら、各領域においてNo.1の存在を目指しています。
https://willgroup.co.jp/

WILLハート会について

『”ワクワク”を育てる。』をミッションに掲げ、東日本大震災被災者の方々への寄付・ 支援活動を企画・運営をする、ウィルグループ有志社員によるボランティア団体です。 2011年に発足後、マッチングギフトを採用した寄付活動や、プロサッカー選手との交流イベント、教育支援や受験生の夏合宿など、主に中高生に向けた活動を行っています。


 

認定特定非営利活動法人カタリバについて

どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。

<団体概要>
設立   : 2001年11月1日
代表   : 代表理事 今村久美
本部所在地: 東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F
事業内容 : 高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(宮城県女川町・岩手県大槌町・福島県広野町・熊本県益城町)/災害緊急支援(西日本豪雨)/地域に密着した教育支援(東京都文京区・島根県雲南市・島根県益田市)/困窮世帯の子どもに対する支援(東京都足立区)
URL   : https://www.katariba.or.jp/ 

本プレスリリースへの問い合わせ

認定特定非営利活動法人カタリバ
担当:川井
TEL:03-5327-5667(平日10時〜19時)
*アライアンスパートナーに関心のある自治体・企業様は下記のフォームよりお問合せください。

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