【2校限定・実施校募集】小規模校の生徒同士が探究学習の事例をシェアし合うオンライン発表会
カタリバが運営する「学校横断型探究プロジェクト」は、オンラインで生徒同士が探究活動の成果を発表・交流する「オンライン探究合同発表会」(2026年1〜2月開催想定)について実施を希望する小規模高校2校を募集します。
本取り組みは文部科学省「各学校・課程・学科の垣根を超える高等学校改革推進事業(都道府県の枠組みを超えた探究プラットフォームの構築)」の一環として実施します。
教員負担の軽減や生徒間交流の創出へ―小規模校における探究活動の課題を学校間連携によるリソースシェアで解決
少子化や教員不足が進むなか、小規模校は一人ひとりに目が行き届くという利点がある一方で、生徒同士の多様な交流機会が限られることや、教員数の少なさによる負担の増大といった課題を抱えています。
特に探究学習では、同じテーマに取り組む仲間が少ないことや、教員が専門外の領域を担当せざるを得ないことから、学びを深めにくい現状があります。
カタリバは2024年度より、文部科学省「各学校・課程・学科の垣根を超える高等学校改革推進事業(都道府県の枠組みを超えた探究プラットフォームの構築)」を受託し、離島や中山間地など地理的制約のある学校同士をオンラインでつなぎ、生徒の興味・関心に応じた学び合いを推進してきました。
本年度は小規模校を中心に約40校とともに、都道府県を越えた探究活動やナレッジ共有の仕組みづくりに取り組んでいます。
その知見を活かし、学校間交流を希望する2校を引き合わせ、探究活動の成果発表を行う「オンライン探究合同発表会」を開催します。
生徒にとっては「初めて出会う同世代」に向けて自分の探究活動を言語化し、外部からのフィードバックを受けることで、学びを振り返る貴重な機会としていきます。
プログラム概要:オンライン探究合同発表会
◉内容:2校をオンラインでつなぎ、探究学習における交流会を実施
・オープニングおよび趣旨説明
・4人程度ずつのグループにわかれ、探究発表および質疑応答
各教室から一人一台端末で入室し、ブレイクアウトルームに分かれて交流を行います
・全体での感想共有
◉実施時期:
・2026年1~2月頃を想定(平日の授業時間内、午後2コマ程度を想定)
※詳細については交流校同士で調整します
◉カタリバが提供する支援:
・交流校のセッティングおよび日程調整
・オンラインでの交流活動に関する知見および各種ツール提供
・事前準備および当日の活動における運営補助
募集要項
◉対象校:以下の条件を満たす1学年3学級以下の小規模高等学校
① 参加人数:20~50名程度(学年不問)
② 参加日程:2026年1~2月の中で複数候補を提示できること
③ 生徒条件:
・1人1台端末とイヤホンを使用できること
・Zoomを利用できること
・Canva/Googleスライド/PowerPoint等で発表スライドを準備できること
・探究成果を1人あたり5分程度で発表できること(個人・グループいずれも可)
・発表後の質疑応答やディスカッションに積極的に参加できること
④ 参加規約への同意:
https://drive.google.com/file/d/1fLSTeXSgVb5eZjgeKa1Jhcdssbmabq_Z/view?usp=sharing
◉本プログラムにおける協力体制
≫事前準備
①各打合せ:担当教員には、授業前後に設定される以下の主要な打合せ(各1〜1.5時間程度)に必ずご参加いただきます。
-顔合わせミーティング(授業5週間前)
-最終打合せ(授業1週間前)
-振り返りミーティング(授業1週間後ごろ)
②運営準備:担当教員が中心となり、タイムライン作成、発表グループの調整、生徒名簿・探究テーマの共有、および司会生徒の選出等を実施いただきます。
③生徒向け事前アクティビティへの対応:交流会を充実したものにするため、生徒たちへ向けた事前準備活動にご協力いただきます。
≫プログラム当日
①当日の進行:担当教員が主体的に進行役を担い、プログラム全体を管理していただきます。
②補助教員配置:担当教員の他に1~3名程度の教員を配置してください。(主にオンラインでの巡回管理などを想定)
◉応募期間:2025年11月7日(金)まで
◉応募フォーム:https://forms.gle/1YW1iUtZxGmRSzTH6
◉応募後の流れ:
①事務局にて参加人数および地域、探究活動内容のバランスを考慮し実施校を決定
②2025年11月18日(火)までに可否を連絡(ただし、相手校との日程調整ができなかった場合、実施が難しくなる可能性があります)
③顔合わせ・最終打合せを経て本番を実施
学校横断型探究プロジェクト(都道府県の枠組みを超えた探究プラットフォーム構築)とは
本取り組みは文部科学省「各学校・課程・学科の垣根を超える高等学校改革推進事業(都道府県の枠組みを超えた探究プラットフォーム構築)」として実施しています。 生徒の探究活動を学校横断ネットワークで相互支援し、一人ひとりの興味関心に応じた学びの支援の実現を目的としています。各校だけでは出会えないような大人や、共通性のあるテーマに取り組む同級生と出会う機会づくりや、探究活動を進めるための多様な資源と繋がるプラットフォーム構築を推進しています。
事業紹介:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kaikaku/sesaku/1418873_00036.htm
問い合わせ
取材に関するお問い合わせは下記フォームにご入力ください。
https://www.katariba.or.jp/report/ (カタリバ広報 児島)