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#教員向け

【説明会@Zoom】小規模校をオンラインでつなぐ「学校横断型探究プロジェクト」参加校を募集!説明会を開催します

開催
日時

2022

114(金)29(水)

18:00-18:45

“小規模高校”をオンラインでつなぎ、個別最適化された探究を実現する

1990年代後半から高等学校の再編整備が進み、1989年に5,523校あった公立高校は2016年に5,029校まで約1割(494校)減少(※1)しています。このような学校の多くは、いわゆる「小規模校」と呼ばれる、生徒数が少ない学校です。

小規模校には、生徒ひとりひとりへの丁寧な目配りが行いやすい等のメリットがある一方、生徒数・教員数が少ないことにより、探究学習においては各教員が自身の専門分野以外のテーマを担当せざるを得ない、特定のテーマに興味を持った同級生がおらず、生徒同士の学び合いが起きづらい、といった課題が生じています。

そんな小規模校が抱える課題を少しでも解決できたらと、カタリバは2020年から複数の小規模校をオンラインでつなぎ、学校の枠を超えて探究学習の実践を行う「学校横断型探究プロジェクト」に取り組んでいます。

この度、2022年度からの参加校を募集しています。
1/14、1/27、2/9の3日程でオンライン説明会を実施しますので、ご関心のある方はぜひご参加ください!

説明会の申込みはこちら

学校や地域を超えた出会いが生徒の刺激に。
「学校横断型探究プロジェクト」とは?

カタリバのマイプロジェクト事務局では、生徒数や教員数に限りがある小規模校において、学校同士が連携することで幅広い興味・関心にもとづく探究学習のサポートを行う「学校横断型探究プロジェクト」を2020年度から展開しています。

▽事業紹介記事
小規模校同士をオンラインでつなぎ、新たな学びを生む「学校横断型探究プロジェクト」
https://www.katariba.or.jp/magazine/article/report210702/

写真:活動の様子(山形小国高校)

1年目(2020年度)は岩手県立大槌高等学校、山形県立小国高等学校、熊本県立小国高等学校の3校で実験的にオンライン交流を行い、連携の効果を確かめました。

2年目(2021年度)は上記の3校に加えて、茨城県立小瀬高校、宮崎県立高千穂高校、第一学院高校(横浜キャンパス)の3校で新しい連携グループを立ち上げ、合計6校(約250名)が参加するプロジェクトとなりました。参加校の先生からは「学校や地域を超えた出会いが生徒にとって大きな刺激となった」という声や「定期的な交流機会が探究のマイルストーンになった」などの声が上がっています。

3年目となる2022年度は、新しく6校程度の参加校を募集します。

写真:活動の様子(小瀬・高千穂・第一学院)

2022年度から高等学校で本格実施される新学習指導要領の趣旨を実現するためには、「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」が必要であるとされています(※2)。また、コロナ禍の中でオンライン環境の整備が進み、他校同士がオンラインでつながることが、今までよりも実現しやすい状況になりつつあります。

同じテーマで対話できる仲間の存在が、学ぶ意欲につながる

本プロジェクトでは、多様な興味関心からはじまる探究活動をサポートするため、オンライン上で学校横断のグループをつくり交流していきます。

図:プロジェクトのイメージ

写真:活動の様子(「魅力の発信」をテーマに意見交換をする生徒と伴走者)

 

小規模校の高校生にとって、多様な同級生と出会い、興味関心を交流させながら刺激を得ることは大きな意味を持ちます。2021年度までの取り組みで、自分のテーマに合った別地域の他者と出会うことで、以下のような声が聞かれています。

「ほぼ同じテーマで探究を行っている人が他校にもいて、親近感が湧いてとても嬉しかったです。同じ教育や音楽といったジャンルでもそれぞれに違った考え方や視点があって様々な捉え方ができることを知ったり、自分のテーマももっといろんな視点から見てみようと思いました。」

「どこの学校もその地域でしかできない取り組みや自分の好きなことをとことん研究していてとてもいい刺激になりました。」

「他校は調べるだけで終わらず、どんどん実践してやっていて本当にすごいなと思いました!また、最終的なゴールはこんな感じにできたらいいなと自分の探究に重ねて考えられたので良かったです!」

写真:活動の様子(生徒がファシリテーションを担う、山形小国高校)

来年度は、本プロジェクトの取り組みをさらに多くの高校に広げていきたいと考えています。カタリバをはじめとした外部人材と連携し、複数の高校が一緒に探究に取り組む新しい「当たり前」を作っていく参加校を募集します。

募集概要

■プロジェクト実施内容
・2校1組での合同授業の実施
・合同授業に向けた打ち合わせ、日程調整
・合同授業に向けた準備

■求めたい学校像
・生徒の自由なテーマ設定による探究に意義を感じている
・ICT活用を推進したいと考えている
・校内の理解や協力を得て、本プロジェクトを実施できる
・NPOカタリバをはじめとした外部人材と協働して本プロジェクトを推進できる
・校内・校外での窓口担当となる教職員を配置できる

■募集要項
・プロジェクト参加期間:2022年4月〜2023年3月
・対象:
-高等学校(私立・国公立問わず)2学年
-小規模校であること(全校生徒数200名以下、1学年2クラス以下相当)
-1人1端末の環境があること※応相談
-wifi環境があること※応相談
・募集学校数:6校
・参加費:無料
・参加規約:こちらをご覧ください
・参加プロセス:
(1)応募フォームよりお申し込み
(2)面談(お申し込みをいただき次第、随時行います)
(3)3月3週目ごろまでに結果連絡

■プロジェクトのスケジュール
応相談。年間での授業回数および内容は連携先の学校と相談した上で決定します。
(例)2021年度の取り組み

図:スケジュールイメージ

■プロジェクト申し込みフォーム
参加規約をご確認の上、お申し込みください
https://forms.gle/xSgd7H7MB9ff1epf7

■プロジェクト参加校 募集説明会のご案内
本プロジェクトと参加校募集概要をご説明する、オンライン説明会を行います。
プロジェクトへのご参加を検討いただいている場合は、ぜひご参加ください。
・1月14日(金)18:00~18:45
・1月27日(木)18:00~18:45
・2月9日(水)18:00〜18:45

■説明会申し込みフォーム
必要事項を記入の上、お申し込みください
https://forms.gle/GD7TJqnz6irjd1zG6

説明会の申込みはこちら


【出典】
※1:「高校存続・統廃合が市町村に及ぼす影響の一考察」 三菱UFJリサーチ&コンサルティング
※2:文部科学省初等中等教育局教育課程課「学習指導要領の趣旨の実現に向けた個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に関する参考資料」