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NewsRelease/NPOカタリバは医療機関をキャンピングカーなどで支援するプロジェクト「バンシェルター」と災害支援の包括連携協定を締結しました

お知らせプレスリリース

NPOカタリバは医療機関をキャンピングカーなどで支援するプロジェクト「バンシェルター」と災害支援の包括連携協定を締結

認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都杉並区、代表理事:今村 久美、以下「カタリバ」)は、Carstay(カーステイ)株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:宮下晃樹)と株式会社CarLife Japan(本社:東京都新宿区、代表取締役:野瀬勇一郎)が運営する「バンシェルター実行委員会」と、医療機関をキャンピングカーなどで支援するプロジェクト「バンシェルター」の一環として、災害時子ども支援に関する包括連携協定を締結しました。

連携の第一弾として、2020年7月豪雨で被災した熊本県人吉市を中心に開設する子どもの居場所「みんなの遊び場・カタリバパーク」3か所に、スタッフの休憩・待機・仮眠場所として、2台のキャンピングカーを無償で貸し出していただいています。

カタリバパークの様子

包括連携協定について

カタリバとバンシェルター実行委員会は、新型コロナウイルス感染症の拡大、豪雨などの災害時に発生する課題解決を目指すため、包括連携を締結しました。

カタリバは東日本大震災以降、災害で日常を奪われた子どもたちの支援活動に取り組んできました。昨今は毎年水害の被害が深刻であり、昨年は長野県と宮城県で子どもの居場所支援等に取り組み、現在は7月の熊本豪雨で被害の大きかった地域に3つの子どもの居場所を開設、運営しています。感染症対策と熱中症対策を行いながら、コロナ禍の支援活動に取り組んでいます。

バンシェルター実行委員会は、災害時の医療支援、快適な“動く診療所”“動く休憩所”としてキャンピングカーやトレーラハウスなどのモビリティを有用活用する支援を行っています。現在は新型コロナウイルス感染症が拡大する中、医療機関の簡易的な診療、医療従事者の休憩スペースとして、キャンピングカーを無償レンタルする活動に取り組んでいます。

今回、両社の強みを相互連携することで、コロナ禍やその他災害時の支援活動の質を向上させようと、包括連携協定を締結することとなりました。

<連携事項>
(1)コロナ禍、その他災害時での課題に対しての相互連携
(2)自治体等が提示する課題解決のサポート
(3)その他必要と認められる事項

連携第一弾となる熊本豪雨支援

カタリバは、2020年7月の豪雨で被災した熊本県人吉で子どもの居場所と遊び場を提供する「みんなの遊び場・カタリバパーク」を3ヶ所開設し運営しています。カタリバパークに子どもを預けることで、親が復旧活動に専念できるため、活動の需要が高まっています。

しかし、各地域でスタッフの休憩・待機・仮眠場所が確保できないという状況がありました。これは感染症対策と熱中症対策に同時に取り組む必要があるという、体力的に厳しい活動を続けるうえで、大きな課題でした。

今回連携の第一弾として、バンシェルターさんが、キャンピングカーの販売とレンタル事業を展開する株式会社RVトラストから手配したキャンピングカー2台を、8月3日からスタッフの休憩・待機・仮眠場所として、無償貸し出してくださいました。

貸し出していただいたキャンピングカー

また、停電などで電力供給が不安定な状況でも電気を使えるように、自然エネルギー発電事業を展開する自然電力株式会社は、200ワットの太陽光パネルと1,000ワットアワーの蓄電システムも貸し出していただいています。

蓄電システムの貸し出しも

バンシェルターさんとの協働によって、必要な支援を子どもたちに継続して届けることができるようになりました。

今回を機に、今後もコロナ禍・その他災害時の課題に対する支援活動の協働や、教育課題解決に向けた取り組みなどの連携を行っていきます。

*カタリバの令和2年7月熊本豪雨支援活動の様子はこちら
*今回締結した「災害時子ども支援アライアンスsonaeru」の詳細についてはこちら

バンシェルターの活動について

CarstayとCarLife Japanが運営するバンシェルターは新型コロナウイルス感染症が拡大する中、医療機関の簡易的な診療、医療従事者の休憩スペースとして、キャンピングカーを無償レンタルするなど、医療機関を支援するプロジェクトとして2020年4月より発足。これまで約25所の病院に約45台を超えるキャンピングカーを提供しています。今後、モビリティでの支援活動は医療機関だけでなく、水害や震災など災害地支援にも有効活用が可能なため、活動の幅を広げていきます。


 

● バンシェルターについて

「バンシェルター」は、「バンライフ※」のリーディングカンパニーであるCarstayと、車での「旅ライフスタイル」を提案するCarLife Japanが社会貢献活動の一環として、医療現場の最前線で取り組む医療関係者を支援する目的で、Carstayのキャンピングカーシェアサービス「バンシェア」を軸に、キャンピングカーのレンタル会社や保有者と共に発足したプロジェクトです。新型コロナウイルス感染症の早期収束に向けて医療機関を支援し、再びバンライフを楽しむことができる社会を取り戻すために約1か月間、医療機関向けにキャンピングカーを無償で提供します。さらに、洪水、地震などの被災地でも同様のスキームを利活用できると活動領域を広げていきます。

※バンライフ:車を通じた旅や暮らしにより、“人生を豊かにする”ことを目的として、荷台スペースが広い車“バン”を家やオフィスのように作り変え、車を働く・遊ぶ・暮らしの拠点とする新たな“ライフ”スタイル。

 「バンシェルター」実行委員会
運営: Carstay株式会社、株式会社CarLife Japan
協賛: 株式会社ワンズネットワーク、株式会社エアサポ、株式会社MIC、キャプテンスタッグ株式会社、キャンピングカー株式会社、BBQ FACTORY合同会社、株式会社RVトラスト、ゴサール株式会社、株式会社ウォシュビル、Moving Base、ライフネットワーク株式会社、小田急電鉄株式会社
協力: 一般社団法人日本カーツーリズム推進協会、アンター株式会社、ハーチ株式会社、株式会社TABIPPO、タビワライフ、ケンキャン
URL: https://carstay.jp/ja/vanshelter
医療機関・自治体・個人からの問い合わせ先:van.shelter@carstay.jp

●株式会社CarLife Japanについて

株式会社CarLife Japanは、日本をもっとクルマで旅をすることの楽しさ、そのノウハウをお伝えする企業です。2020年2月に創業。
URL:http://kurunabi.jp/

●認定NPO法人カタリバについて

どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。
https://www.katariba.or.jp/

<団体概要>
設立   : 2001年11月1日
代表   : 代表理事 今村久美
本部所在地: 東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F
事業内容 : 高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(宮城県女川町・岩手県大槌町・福島県広野町・熊本県益城町)/災害緊急支援(西日本豪雨)/地域に密着した教育支援(東京都文京区・島根県雲南市・島根県益田市)/困窮世帯の子どもに対する支援(東京都足立区)

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