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認定NPO法人カタリバ (認定特定非営利活動法人カタリバ)

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【現場レポート】「この夕食が今日の1食目…」そう話す子どもたちに、あたたかい食卓を届けたい

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NPOカタリバでは、困窮を抱えた子どもたちに「安全な居場所・食事」を届けるため、『放課後学校』を運営しています。

冬に向けての一番の課題は、食生活が不安定な子どもたちに対し、これまで以上に衛生管理を徹底し、運営を続けることです。

現在、子どもたちへの食費・暖房費・学習プログラムの費用が、予想以上に増加しています。
そのため、今カタリバでは、年末までの「ご寄付のご協力」をお願いしております。

▼寄付のお申込み:12月31日締切
https://www.katariba.or.jp/sprit/now/

「この夕食が今日の1食目…」

カタリバが運営する「放課後学校」での子どもたちの言葉です。

緊急事態宣言が発令され、学校も一斉休校。全国的に外出自粛の動きが広がる5月の時でした。
私たちが驚いたのは、同じ言葉を、数人の子どもたちが発したことでした。

子どもたちの中には、ひとり親家庭の子どもが多いです。
お母さんの一人は、コロナウイルス感染拡大の影響で職を失い、夜間のコンビニで仕事を始めた方もいます。収入が以前の半分になった方もいました。

そして現在も、子どもたちの食生活は不安定な状態にあります。
9月にアンケートを取った際、「1回の食事の量が減った」と答える子どもたちが多くいました。
また、これから冬休みに入り、学校給食の機会が無くなることも、困窮世帯の子どもたちの食生活に、さらなる影響を及ぼします。

放課後学校の台所。来館を制限しながら運営している。

食事の課題だけではありません。

緊急事態宣言以後、学校は再開していますが、”学習の遅れ”は取り戻せていません。
特に受験期の生徒には、今まで以上の学習支援が必要です。

こういった課題に対応していくため、NPOカタリバでは、食事と居場所の提供・学習プログラムの拡充を続けています。
ですが、コロナウイルスの感染リスクが長期化する中、子どもたちへの食費・暖房費・学習プログラムの費用が、予想以上に増加しています。

いま、食費・暖房費・学習プログラム費への、さらなるご寄付をご検討くださる方向けに、年末までの「ご寄付のご協力」をお願いしています。

▼寄付のお申込み:12月31日締切
https://www.katariba.or.jp/sprit/now/

コロナ禍の12月。子どもたちに”あたたかい食卓”を届けたい

コロナ以後、家で一人でご飯を食べる子どもたちが増えました。

夜勤の仕事に切り替わった保護者の方が多いためです。
カタリバの「放課後学校」では、毎日夕食の機会を作ってきましたが、衛生上、今はお弁当を渡すだけの子どもたちもいます。
お弁当の配布時に、「家に帰っても、どうせ一人なんだ」という言葉を聞く日は、少なくありません。

ひとりでご飯を食べる”孤食”が長く続くことで、子どもたちの心身に影響が出てしまうこともあります。

子どもたちへのお弁当。手渡すときが、子どもたちの声に耳を傾けるための限られた機会となっている。

昨年までは、クリスマスシーズンは、子どもたちみんなで食卓を囲む機会を多く作ってきました。
12月に、みんなで食卓を囲むことを、子どもたちは楽しみにしていました。

しかし、コロナ禍の今、同じことはできません。

現場スタッフの一人はこう言います。
「『クリスマスも、みんなでご飯食べれないの?』と、一人の子から言われました。正直なところ、クリスマスや冬休みを楽しみにしている子どもは少ないです。家に一人でいることを、周りの家庭と比べてしまい、孤独を深めるからです」

今、”3密”を回避して少人数でご飯を食べる機会を作るため、準備を始めています。
クリスマスの時には、子どもたちへのささやかなプレゼントとして、いつもより一品多いお弁当を渡すことも、企画しています。

寒さが厳しさを増していく中、一品でも多く、彩りのあるお弁当を子どもたちに渡したい。

コロナウイルスの感染リスクが長期化する中、子どもたちへの食費・暖房費・学習プログラム費へのご寄付を、現在お願いしております。
衛生上、スタッフの手作りのご飯から、既製品のお弁当配布に切り替えたことで、費用が増加しています。

コロナ禍の12月、子どもたちに”あたたかい食卓”を届けるため、ご寄付によるご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

▼寄付のお申込み:12月31日締切
https://www.katariba.or.jp/sprit/now/

今も尚、コロナウイルスの感染拡大に伴い、寄付者の皆様の生活にも様々なご事情がございますこと、想像しております。

そのような中、「毎月のご寄付」をいただいている皆様には重ねてのご案内となりますこと、ご容赦ください。
可能な範囲でご検討いただけましたら幸いです。

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最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございます。

今年春の緊急事態宣言・一斉休校は、今回お伝えした「食事」だけでなく、「学力」や「進路」など、特に困窮世帯の子どもたちに、大きな爪痕を残しています。

いま、高校受験を控える生徒たちは、”学習の遅れ”を取り戻すべく、一生懸命、勉強に取り組んでいます。
コロナの影響が長期化する中、困窮を抱えた子どもたちを取り残さないことが、私たちの果たすべき責任と捉え、日々活動しています。

この度のご寄付の募集は、2020年12月末までを期限として、お願いしております。
クレジットカードでのご寄付の際、2020年度の税額控除の対象となりますのは、11月末までのお申込み分となります。

日々のご支援に心より感謝を申し上げます。引き続き、温かく見守りいただけましたら幸いです。

▼寄付のお申込み:12月31日締切
https://www.katariba.or.jp/sprit/now/

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