CLOSE

認定NPO法人カタリバ (認定特定非営利活動法人カタリバ)

〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3-66-3
高円寺コモンズ2F

お問い合わせ

※「KATARIBA」は 認定NPO法人カタリバの登録商標です(登録5293617)

Copyright © KATARIBA All Rights Reserved.

News

News Release/輪島市で子どもの居場所「みんなのこども部屋」を開設。石川県内に開設した居場所の一覧ページも公開

令和6年能登半島地震支援お知らせプレスリリース

認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都杉並区、代表理事:今村久美、以下カタリバ)は、令和6年能登半島地震で被災した子どものための居場所「みんなのこども部屋」を石川県内で運営しています。1月14日(金)より、石川県輪島市で「みんなのこども部屋」を開設しました。また石川県内に開設した「みんなのこども部屋」の情報をまとめたページを公開しましたので合わせてお知らせします。

気づかぬうちにストレスを抱える子どもたちのために、不安を和らげる居場所を届ける

2024年1月1日(月)に石川県能登地方を震源とする「令和6年能登半島地震」が発生し、各地で被害が報告されています。
1月15日(月)9:00の時点で、輪島市では572人の人的被害が発生しており、家屋の全壊・半壊や一部破損の世帯は多数と、被害が非常に大きな地域のひとつです。(*1)

カタリバの災害時子ども支援「sonaeru (ソナエル)」プロジェクトチームは、発災後の1月3日(水)よりスタッフが現地入りし子ども支援のニーズ調査を行い、七尾市と珠洲市、金沢市をはじめとする複数拠点で子どもの預かり・居場所を開設し支援活動を行っています。

被災した子どもたちは、普段と違う生活の中で、気づかぬうちにストレスや苦しみを抱え込んでしまうということも少なくありません。そうなる前にできるだけ迅速な対応が必要です。

一方で、保護者は災害に遭った直後は毎日を生きることで精一杯、少し時間が経過しても、自宅の再建や就業の再開準備と、やるべきことや判断すべきことが次から次へとやってくる中で、子どもの変化に気づき、ケアすることは難しい状況です。

生活環境の復旧に時間を要するなかで、つらい思いをする子どもたちや保護者・家族の負担を少しでも減らせるよう、カタリバが現地で行える支援として「子どもの居場所」の開設を進めています。

 

輪島市で現地の団体と協力し、1月14日から「みんなのこども部屋」を開設

大規模火災などが発生し、被害規模の大きかった輪島市で、1月14日(日)より「みんなのこども部屋」の運営を開始しました。この居場所は、わじまティーンラボ(特定非営利活動法人じっくらあと)が、輪島高等学校、認定特定非営利活動法人カタリバと協力して運営します。

■居場所概要
場 所:石川県立輪島高等学校 3階音楽室
石川県輪島市河井町18部42‐2
対 象: 4歳~高校生(3歳以下のお子さんは保護者同伴でご参加ください)
内 容:子どもの預かり・居場所・遊び支援
期 間:2024年1月14日(日)~終了時期未定
開催時間:毎日・9時30分〜16時00分(お昼休み:12時~13時)
※現地の状況により、内容が変更になる可能性があります。

■わじまティーンラボとは
一人一人が安心して過ごせる居場所づくり、多様な学びや生き方に触れる経験を子どもに関わる各機関、専門職、地域住民を巻き込んで取り組んでいくために、2022年7月に設立。わじまティーンラボの運営、クリニックと連携した”子ども相談窓口”、高校卒業後も含めた輪島の人的資源をつなげる”わじま先輩バンク”、学校と協働した”生きる力を育む授業の実現”、子どもに関わるみなさんとの連携をミッションとして活動しています。

「みんなのこども部屋」の情報をまとめたページを公開

現在石川県内で運営する「みんなのこども部屋」は徐々に数を増やしています。被災者の方が居場所を利用したいと思ったときにどこに居場所があるかすぐ分かるように、情報サイト「災害時の子どもの生活ガイド」の中に情報をまとめたページを開設します。このページでは場所ごとに情報がまとまっており、開設時間や利用年齢などが閲覧可能です。

また、今後新たに居場所を開設した場合はこちらのページでお知らせします。

今回の支援は、日頃よりカタリバを応援してくださっている支援者のみなさまからのご寄付にて実現しています。みなさまのサポートに心より御礼申し上げます。

最後に、今回の能登半島地震により被害を受けられた地域の皆様には心よりお見舞い申し上げ、被災地域の一日も早い復興を心からお祈りしております。

■カタリバが開設する「みんなのこども部屋」一覧
https://sonaeru-online.studio.site/support-noto

災害時子ども支援「sonaeru(ソナエル)」について

災害発生時に、子どもたちへの支援を一刻も早く届けることを目的とした緊急支援プロジェクト。これまでの被災地での経験から「発災直後の子ども支援は重要」と捉え、平時から自治体・企業と事前にアライアンスを組んでおくことで、迅速な支援活動ができるような仕組みづくりに取り組んでいます。
https://www.katariba.or.jp/activity/project/sonaeru/

認定特定非営利活動法人カタリバとは

どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。

<団体概要>
設立 : 2001年11月1日
代表 : 代表理事 今村久美
本部所在地 : 東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F
事業内容 : 高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(岩手県大槌町・福島県広野町)/災害緊急支援(全国)/地域に密着した教育支援(東京都文京区・島根県雲南市)/家庭の事情で居場所を求めている子どもに対する支援(東京都足立区)/外国ルーツの高校生支援(東京都)/不登校児童・生徒に対する支援(島根県雲南市・全国)/子どもの居場所立ち上げ支援(全国)
URL: https://www.katariba.or.jp/

問い合わせ

■本件に関する取材について
今回の子ども支援についての取材は、下記フォームからご連絡ください。
ご取材をご希望の場合は、必ず下記フォームからカタリバへご連絡いただき、直接の現地取材はお控えいただきますようお願いいたします。
https://www.katariba.or.jp/report/(担当:カタリバ広報 阿部)

■ご寄付について
NPOカタリバの災害支援sonaeru事業へのご寄付はこちらをご覧ください。
http://tinyurl.com/yqw9uhvx

(*1) 令和6年能登半島地震による被害等の状況について
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/saigai/documents/higaihou_43_0115_0900.pdf