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認定NPO法人カタリバ (認定特定非営利活動法人カタリバ)

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【現場レポート】暑さの厳しい夏。子どもたちの夏休みを一緒に応援しませんか?

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連日、厳しい暑さの日が続いています。
この気温、生活に困難を抱える家庭においては、切実な問題です。

今、暑さが格差を広げています。
そこで、カタリバではこの夏、あらたにカタリバのサポーターになってくださる方を募集し、
子どもたちを応援する取り組みを始めました。

カタリバの居場所施設は夏休み毎日開き、昼夜2食を無料で提供します。

また、ヤングケアラーなど居場所に来られない事情のある子どもたちのために、
自宅に食事を届けます

この機会に、カタリバの子どもたちへの「毎月の継続寄付」
プログラムへのご参加をご検討くださいませんか。

▼子どもたちを応援する(毎月の継続寄付プログラムへの申込み)

日頃からカタリバの居場所施設では、食事を無料で提供しています。
そのときに、大切にしているのは、子どもたちと一緒に準備し食卓を囲むことです。

しかし、夏休みに入ると、幼いきょうだいの世話で来られなくなる子もいます。
そこで、スタッフ間で話し合い、居場所施設に来られない子どもたちが、
自宅できょうだいと一緒に食卓を囲めるように、お弁当を自宅に届けたいと考えました。

栄養と一緒に「あなたのことを気にかけているよ」ということも届けられたらと思っています。

▼子どもたちを応援する(毎月の継続寄付プログラムへの申込み)

給食のない40日間が始まる

これから始まる40日間の夏休み、一番の課題は、食事です。

カタリバの支援家庭の多くは、ひとり親家庭です。
親が仕事で家にいない夏休みの昼間は、学校給食がないため、子どもたちの食生活は不安定になります。

なかには、自宅にいるときは「お昼ごはんを食べない」という子どももいます。
この夏、カタリバは支援家庭にアンケート調査を行いました。
その結果、保護者のうち約5人に2人は、子どもの食事を優先するために「自分の食事を減らした」と回答していました。(詳しい調査レポートはこちら

背景にあるのは、夏ならではの事情です。

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一「暑さ対策を」といわれても

「部活をがんばって帰宅する息子のために、涼しくして迎えてあげたい。
だからその他は全部がまんしています」

「高3の長女が、夏休みに、大学の見学に行きたいと言っています。
交通費を捻出したいのですが、家で勉強をがんばっている娘の冷房費は削れないので、自分の食費を節約しています」

支援家庭の声から見えてきたのは、
「暑さ対策には、お金がかかる」ということでした。

世帯年収200万円未満が6割。
カタリバの支援家庭の家計の状況です。

熱中症の危険があるとわかっていても
「エアコンをつけるのをためらってしまう」
という家庭の声にも納得がいきます。

家庭の経済力が、子どもたちの機会に「差」をもたらすということは、昔からありました。
しかし、ここまで暑くはありませんでした。

たとえば、30年前の東京の平均気温は25.7℃、最高気温は29.2℃でした。
これは、現在と比べると、真夏日(30℃以上)の日数が少なかったことを示唆しています。

気温の上昇によって家庭の状況は深刻さを増しています。
重ねて昨今の物価高です。

経済的に困難を抱える家庭にとって、今、暑さは生活をおびやかす問題です。

▼子どもたちの夏休みを応援してくださいませんか?お申込みはこちら
https://www.katariba.or.jp/spirit/index_s1.html

 

最初の一歩を踏み出す夏休みに

夏休み、カタリバは、冷房の効いた涼しい学習環境と昼夜2食の手作りのごはんを用意して毎日子どもたちに居場所を開いてます。

子どもそれぞれに家庭の事情はあります。
だから、「夏休みは、待ち遠しくないな」そう思う子も、いるかもしれません。

しかし、現場のスタッフは毎年、「夏休みに、子どもたちは成長する」そう実感する場面に出会ってきました。

これまでには、夏休みにスタッフと一緒に食事を作ってみんなに「おいしい」と言われたことがきっかけで、調理の専門学校に行くことを決めた子がいました。

中学生に数学を教えたことがきっかけで、
「将来は学校の先生になりたい」と思った高校3年生もいました。

 

日常の中に、子どもたちの興味の芽を育むヒントはあります。
それを育んでいけるように視点を添えたり、後押ししたりすることで子どもたちに「特別な体験」を届けることはできると感じています。

子どもたちが「最初の一歩」を踏み出す夏休みにできるよう、継続的なご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

▼お申込みはこちら
https://www.katariba.or.jp/spirit/index_s1.html

 

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