大学生の自己肯定感を高める2つの要素


大学生が自己肯定感を高めるには

児童期や思春期の自己肯定感の高め方についてご紹介してきましたが、大学生など青年期の自己肯定感の高め方にはどのようなものがあるのでしょうか。

「大学生の自己肯定感に及ぼす影響要因」では、学校生活・父との関係・母との関係・親の夫婦関係への認識を考慮した自己肯定感に関する研究が発表されています。

この論文では、以下に紹介する「大学生の自己肯定感を構成する7つの因子」に、「学校生活・父との関係・母との関係・親の夫婦関係」がどのように影響しているかを研究した結果が紹介されています。

大学生の自己肯定感を構成する7つの因子

  • 第1因子>わずらわしさ・・・他人との関係がわずらわしいという内容
  • 第2因子>他人の評価・・・他人の評価を恐れている内容
  • 第3因子>充実感・・・現在の生活に満足している内容
  • 第4因子>主張・・・他人の前で自分を表現する内容
  • 第5因子>意欲・・・目標に向かって努力している内容
  • 第6因子>個性・・・自分の個性を認める内容
  • 第7因子>不安・・・目標がなく不安な状況を示す内容

大学生の自己肯定感を高める要素は「学校生活での人気」

この研究からわかることは、学校生活の中で周りから注目されるような経験や、勉強や運動、特技などで友人から認められるような経験が、大学生の充実感に影響していることがわかりました。

この結果から、家族以外の友人や教師から認められること=社会の中で認められていると感じることができ、自分に自信を持つことに繋がっていると考えられます。

また、この研究で注目すべき点は「男女によって自己肯定感を高める要素の違い」がある点です。

男子大学生の自己肯定感を高める2つの要素

男子大学生にとって、「父から認められること」は家庭以外の社会で認められることを意味し、充実感を感じることに関係していることがわかっています。

また、「両親の夫婦関係が円満であるほうが自己肯定感を高める」ことがわかっています。

つまり、家庭内が安らかで、かつ親から精神的に独立している時に、男子大学生は意欲的に物事に取り組むことができ、自分自身を価値ある存在として評価できるようになることが示されています。

女子大学生の自己肯定感を高める2つの要素

一方、女子大学生は、父から認められるというよりは「信頼されている、好かれている」といった「父からの愛情を感じる方が自己肯定感に影響を及ぼす」ことがわかっています。

また、父母関係なく、「親から否定的な言葉を言われたり、兄弟で比較されないこと」も女子大学生の自己肯定感に影響があることがわかっています。

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