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10代interview/はんなさん「児童館とも塾とも学校とも違う。ビーラボは、折れない心をつくってもらった場所」

vol.006Interview

date

category #インタビュー #10代

writer 青柳 望美

毎日そこにあるナナメの関係が育んだ、はんなさんの自信。

“何でも挑戦できる中高生の秘密基地”をコンセプトに、東京都文京区で運営する「b-lab(ビーラボ)」。
はんなさんは高2の夏に、お母さんに「英会話とか勉強のイベントがあるよ」と勧められたことがきっかけでビーラボを訪れた。話を聞いたタイミングは、高3の冬。ビーラボはどんな場所でしたか?の問いに、「感謝してもしきれない、もらったものが多すぎる」と答えた彼女。ビーラボでどんな日々を過ごし、何をもらったと感じているのだろうか?

ビーラボは児童館とも塾とも学校とも違う。楽しくて居心地のいい場所だった。

初めて来た時のことを覚えてますか?

はい、英会話のイベントに参加したのが最初でした。ビーラボでは色々なイベントがあったんですが、高2だし勉強系の方がいいかなと思って。堅い感じを想像していたので、イメージしていたのとは違った雰囲気だったんですけど、すごく楽しかった。

ビーラボ自体の雰囲気も、すごく居心地がよかったんです。ゆったりしてるし、児童館とも違うし、塾とも学校とも全然違う。ルールはあるけど、提案して採用されれば自分たちで何でもできるし。自分の価値観が広がるような、色々な意見を言ってくれるフロアキャスト(大学生等のスタッフ)とか職員さんもいて。

学校が区内じゃないので、1人で来ていたんですけど、でも居心地が全然悪くなかった。1人で来ても職員さんが話しかけてくれるし、イベントとかで仲良くなって新しい友だちもいっぱいできました。

じゃあ結構よく来てたんですね。

はい、楽しいから毎日でも来れるなって。受験期間も、勉強で分からないことも聞けたし、だれてモチベーション下がっちゃった時も、「やんなよ!」って言ってもらえるから。勉強以外にもイベントが色々あって。

フェスが1番楽しかったです!

ビーラボに来るようになってから、自分に自信を持てるようになった。

ビーラボに来る前と来てからで、自分で変わったなって思うことはありますか?

あります!前は辛いこととか悩みとか、自分で解決できないことでも、自分でなんとかしようって無理して生活してきました。でもビーラボの人だったらどういうアドバイスくれるかなって気になって、相談するようになりました。1番自分のことを分かってくれてる気がして。

先生とか同級生とか家族にも言えない悩みも、ここだったら話せるし聞いてもらえて、すごく楽になれました。あと、前はあんまりしゃべらないタイプだったんです。

え、ほんとに?!こんなに話しやすいのに?!

あはは、前は仲良くならないと話さないタイプだったんです。でもビーラボの「マナビ場」がきっかけで、自信を持てるようになって。学校でも、係決めで立候補したりとか、委員会の委員長とかも「やんなよ」って言われたら、「えーー」って思ってたけど、今は「やるか!」って思えるようになりました。

自信を持てたことで、どんどん価値観も広がっていった。

「マナビ場」のどんなところで自信を持てるようになったんですか?

自分が夢中になっている勉強をシェアしよう、という時間があるんです。それで私は微生物に興味があるって言ったら、「おもしろいね、発表しようよ」と職員さんに言ってもらって。前は、自分の考えを受け入れてくれるのかなって不安だったんです。クラスのカーストでも、中心にいるタイプじゃなかったし、自分の意見なんかダメって拒否されるんじゃないかって。勇気がなかったんです。

でも微生物のことを発表して、自分の考えが受け入れられて、おもしろがってくれる人がいて。ビーラボだけじゃなくて、学校の中にも興味持ってくれる人がいるって思うようになりました。

自信を持って色々話せるようになって、価値観も広がったんですね

はい!それに、マナビ場で他の人の発表を聞くのもすごく価値観が広がりました。苦手意識を持っていた教科とか、先入観だったのかなって。自分が苦手だと思っていたものを、「そうやって考えるんだ!」って知ったら、捉え方次第なんだなと思って。

それなら自分もやればできるんじゃないかと思うようになりました。苦手な科目は、授業のやり方とか先生のせいにしていた時もあったんですけど、そこを考え直させてくれました。

もらったものが多すぎるから、自分がもらったものを返しに来たい。

もうすぐ高校卒業ですね。はんなさんにとってビーラボはどんな場所でしたか?

もう、感謝しきれないです。もらったものが多すぎて、メンタル的にも考え方的にも。すごく成長できたし、いつも真剣に話を聞いてくれて、ちゃんと考えてくれて。自分が頑張ってることをちゃんと認めてくれたので自信がついて、落ち込んでる時とか勉強が嫌な時も「もうちょっとがんばろう!」とか。折れない心をつくってもらった感じです。

だから、返したいって思ってます。大学生になったらビーラボのスタッフをやって、自分がもらったものを返しに来たいなって思っています。

はんなさんは第一志望の大学に合格。微生物が持つ発酵の力を学ぶ。

将来について聞いてみると、「微生物って言うと、細菌とかウィルスとか消毒しなきゃみたいなイメージ。でも乳酸菌とか酵母みたいに日本人の生活にかかせない存在なので、それを伝えていきたいです。理科が苦手な子も多いし、おもしろいんだってことを中高生に知ってもらいたい!あとは日本酒づくりにも興味があるし、和食にあった日本酒をコーディネートするみたいな仕事もしたいです!」と笑顔で話してくれた。

 

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Writer

青柳 望美 代表室

1983年生まれ。群馬県前橋市出身。大学時代は英語ができないバックパッカー。人材系企業数社で営業・営業企画・Webマーケティング・Webデザインを担当。非営利セクターで働いてみたいと考え2014年4月にカタリバに転職。全国高校生マイプロジェクトの全国展開・雲南市プロジェクト・アダチベースなどの立上げを担当。現在は新規プロジェクトの企画や団体のブランディングなどを担当。カタリバmagazine編集長。

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