
子どもたちが大槌町でのびのび学ぶことが、きっと町の未来に繋がっていく。
大槌町の人々が震災後からずっと大切にしているそんな思いを、高校教育の現場から実現する仕事です。
学校の先生や地域の方々、自治体と協力しながら、時には生徒と真っ直ぐ向き合いながら、高校の中から大槌町を盛り上げる教育コーディネーターとして、大槌高校で働いてみませんか?
この職種で働くスタッフ
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小野寺 綾
1991年岩手県奥州市生まれ。高校時代は地元の進学校で甲子園を目指して野球に打ち込んだ。大学進学と同時に上京。大学では教師を目指し教育学部で学ぶとともに、日本全国を旅したり、東日本大震災の被災地や発展途上国での子ども支援活動に従事する。カタリバには学生時代にインターンとして参画し、その後、新卒で入職「カタリ場」プログラムやユースセンター事業に従事した後、2020年に大槌町教育魅力化事業に異動。現在は事業責任者を務めながら、岩手県の高校魅力化アドバイザーを兼務している。
募集の背景

東日本大震災により被害を受けた岩手県大槌町。カタリバはこの地で、10年以上にわたり教育支援に携わってきました。2011年12月に、子どもたちが集える居場所として「大槌臨学舎」の運営をスタート。そして、2019年度からは、学校と地域が協働することで、生徒にとっても・保護者・地域にとっても魅力ある学びの場づくりを目指す取り組み、「大槌高校魅力化プロジェクト」に着手しています。
大槌高校は、震災前には100名以上いた新入生が、2019年度に42名まで減少し、存続が危ぶまれる状況でした。町内で唯一の高校である大槌高校は、町の担い手を輩出する「地域振興の核」です。そこで、カタリバは大槌高校魅力化プロジェクトとして、地域探究カリキュラムづくりや全国からの入学者受け入れなどに取り組んでいます。その結果、2020年度以降は毎年60名前後の生徒が安定的に入学するなど、着実な成果が生まれています。
また、2022年度から大槌高校は、文部科学省「普通科改革支援事業」に採択され、生徒の多様な能力・適性、興味・関心などに応じた学びを実現するために、新学科設置の構想をスタート。生徒・先生方・保護者・地域の意見を取り入れながら、学校の中にある当たり前を根本から見直してきました。実際に2024年度から「地域探究科」が設置され、これまで構想してきた取り組みが実装され始めています。
今回の採用は、ここからさらに大槌高校の魅力をアップデートし、未来の学校を描くための新メンバー募集です。
これまでに醸成されてきた学校、行政、地域との一体感をもとに、コーディネーターとして学校改革に踏み込むこの取り組みに、ともに挑戦する仲間を求めています!
*大槌高校のホームページは[コチラ]
*大槌高校魅力化プロジェクトについては[コチラ]
*大槌高校の生徒の活動の様子は[コチラ]
仕事内容

大槌高校にコーディネーターとして常駐し、高校魅力化のための幅広い業務を担います。
具体的には、下記のような業務内容です。
― 地域探究カリキュラムの設計・授業運営
ひとつの学年を担当し、1年間を通じたカリキュラムの全体設計・見直しから、毎週の授業プランの作成、学年担任会でのミーティング、授業用の資料の作成、授業実施まで、一気通貫で担当します(地域探究カリキュラムの詳細は後述)。
― 教育活動への地域資源の接続
地域探究に取り組む生徒と、大槌町や三陸地域の多様な大人とを接続します。生徒一人ひとりの関心や課題意識に応じた機会を設けるために、時に約30か所への生徒訪問を同時に調整することも。そこでどんな化学反応が生まれるか、想像をめぐらせながらアレンジしていきます。
― コンソーシアムの運営
地域のステークホルダーが一堂に会して大槌高校の未来について議論する「大槌高校魅力化構想会議」など、各種コンソーシアムの事務局として、議題づくり、資料作成、各種調整など一連の会議体運営を担います。
― 大槌高校の生徒募集・学校広報
各種媒体(学校ホームページ、公式note、町内広報誌など)を通じた発信、近隣中学校への直接広報(説明会の実施、先生との関係性構築など)、オープンスクールの開催、はま留学(全国生徒募集)に関わる行政・議会との折衝などを担います。
― 受験のための個別支援
大槌高校では、一人ひとりの生徒に対して複数名の先生で伴走チームを構成します。コーディネーターもその一員として、主に、推薦入試や総合型選抜(AO入試)での進学を目指す生徒に対して、論文課題やプレゼン課題への対策を支援します。
地域探究カリキュラムについて

大槌高校では、地域探究カリキュラムとして、三陸地域の未来を担うリーダーを育てることを目標に、プロジェクト型学習の授業を行っています。週2時間、年間35週の授業を通して、子どもたち一人ひとりが自分のテーマを立て、大槌町や三陸地域の多様な大人と対話しながら、それぞれの課題意識に対してプロジェクトを計画・実践します。
▼生徒たちのプロジェクト一例
― 町内で廃棄されているピーマンを活用したお菓子を試作し、地域の新たな特産品としてカフェなどでの提供ができるよう取り組んだ
― 東日本大震災津波で亡くなった人々の要因分析や社会心理学理論を活用して、安渡地区の避難訓練について提案した
― 町内に気軽にキャンプができる場所がないという課題から、「みちのく潮風トレイル」コースでハイキングとキャンプができるコースを提案し、実施した
▼生徒たちの声「探究に取り組んだことによる成長・気づき」
■地域で様々な活動をすることで、自分は地域に役立てることができるのだなと気づきました。
■自分自身で考える力が身についたと感じました。
■以前の自分は、何事にもめんどくさい、やりたくないと思ってしまいがちでしたが、活動をしていくうちに自分のテーマや問いを持って取り組むことが楽しいと思えるようになりました。
■活動を通して町内のいろいろなところに足を運ぶうちに、自分自身も知らない大槌町の魅力に気づくことができました。
▼教員の声「魅力化プロジェクトで変わったことは何だと思いますか?」
■探究活動や研究会活動等を通して、自分の興味のあることについて深く学べる環境ができたことが魅力だと感じています。1人ひとりに合った学びができることによって、進路への意欲も高まってきました。また、学力以外のものさしで受験に挑戦できる生徒が増えてきました。
■生徒が他県の高校生や外部の企業、大学の先生と交流する機会が増えました。それらの活動を通して、生徒は多くの考え方や価値観、専門的な知識に触れることができています。そうした交流がきっかけとなって、よりいっそう探究活動に力を入れて取り組むようになった生徒もいます。
仕事のやりがい
地区のお花見会に大槌高校生が企画運営に参加。地域と高校の温かい繋がりも、大槌の魅力の一つです。
町にどっぷり入り込み、内側から変化を作る
高校の先生方と職員室で一緒に働いたり、祭りなどの行事に参加して地域の方々と盃を交わしたり。コーディネーターとして、本当の意味でここまで高校や地域に入り込める環境はなかなかありません。
大槌高校では、カタリバとの長い連携の中で強固な関係性ができており、新しいメンバーや意見も受け入れられやすい風通しの良い環境が整っています。
もちろん学校・地域・行政の間に立つ難しさもありますが、その分自らのアクションで変化を生み出していくことができるのもこの仕事の魅力です。
自分の仕事が、大槌町の未来に繋がっていく
大槌町とカタリバが描くのは、大槌高校の卒業生たちが、次なる町の担い手として活躍する未来です。
大槌の地で大切に育まれてきた風土や文化の中で、一人の町民として、教育コーディネーターとして、大槌町の未来を共に作っていく。そんな感覚や手触り感があるのも、この仕事ならでは。少し遠回りかもしれないし、泥臭いかもしれない。それでも、5年先、10年先の町の未来を見据えながら、熱量をもって取り組みたい仕事に出会えるはずです。
大槌町から、日本の高校教育をアップデート
少子化が進む現代日本において、全国の地方自治体が直面している人口減少や高校の統廃合。大槌町とカタリバの取り組みは、そういった社会課題を解決する先駆けとなっています。
大槌町や大槌高校での実績やノウハウを、他の高校や地域にどんどん広げていくのも、カタリバの大事な中長期的ミッションの一つです。
自分の仕事が、全国の高校をより良いものにすることに繋がっている。そんなワクワク感を持って働くことができるでしょう。
スタッフの1日
勤務時間は、大槌高校の登校時間に合わせて 8:30〜17:30 を基本としています。職員室に自席が用意されているため、他の先生たちと一緒に職員室内で働いています。1日のスケジュールは変動的ですが、一例を紹介します。
●ある日のスタッフの1日
― 08:30 出勤・朝礼
― 09:00 授業に協力いただいている地域の方と打ち合わせ
― 10:30 教育委員会との打ち合わせ
― 11:30 総合的な探究の時間の授業準備
― 12:30 ランチ
― 13:30 総合的な探究の時間の授業実施
― 15:30 生徒のマイプロジェクトへの個別伴走
― 16:30 翌日の打ち合わせ資料の作成
― 17:30 退勤
大槌町に住む魅力
移住が不安…
そもそも選択肢になく考えたことがなかった…
という方に向けて、大槌町に住む魅力をまとめました!
https://katariba.notion.site/2885e2da6ad780eabc99daf086d8abdb
カタリバでは、入職に伴う地方移住に対し、移住前後で様々なサポートを行っております。
ご不安なこともあるかと思いますので、ぜひ選考の中でも気軽にご相談ください。
求める人物像
- ビジネススキルを生かして社会課題の解決に貢献したい方
- 教員ではない立場から学校教育に携わりたい方
- 行政や議会と調整・折衝を行いながら、教育の「政策づくり」に関わりたい方
- 探究学習の開発や実践に関心のある方
- 地域のコミュニティに飛び込んで、ゼロから人間関係を構築するのを厭わない方
- 教育を通じた地方創生や地域活性化に関心のある方
- 東北地域に対して思い入れのある方
求めるスキル・経験
- 社会人経験3年以上(目安)
- 具体的な歓迎要件は募集要項を参照
募集要項
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雇用形態
正職員
※業務委託・非常勤職員などのご希望があれば応相談 -
募集職種
大槌高校魅力化コーディネーター
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配属部署
大槌町教育魅力化事業
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配属部署の体制
大槌町教育魅力化事業には、大槌高校魅力化チームと大槌臨学舎チーム、あわせて9名が所属しています。今回、参画いただく新メンバーは、大槌高校魅力化チームに配属されます。大槌町や岩手県出身のメンバーと、県外から移住したメンバーの比率は概ね半々です。
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勤務地
岩手県上閉伊郡大槌町大槌第15地割71-1 大槌高等学校
※職員室に自席が用意されています -
勤務時間
08:30~17:30
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給与
想定年収 385万円~476万円
※ただし、当社規定により経験・能力を考慮し、面接・面談後に決定月給 28.6万円~
(45時間分の時間外手当として6.8万円~を含む/超過分は別途追加支給) -
待遇・福利厚生
・賞与は業績に応じ年1回支給
(過去3年、給与の2ヶ月分以上を支給/初年度は勤務月数により変動)
・昇給は半年に1回、人事考課により決定
・社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金)
・産育休制度
・通勤手当
・健康診断、インフルエンザの予防接種
・専門家によるオンラインカウンセリング
・屋内禁煙
・副業も可能です(内容に応じて要相談) -
働く環境・職場の雰囲気
・大槌高校では共に魅力的な教育をつくるパートナーとして受け入れていただき、先生方と円滑にコミュニケーションを取りながら活動しています
・服装はビジネスカジュアルです(スーツを着用することもあります)
・役職は付けずお互いにあだ名で呼び合うなどフラットな社風です
・カタリバのVisionの実現に向けてお互いの事業や全社の方針への理解を深めるため、毎月「オルミ(katariba all meeting)」と呼ばれる全社のオンラインミーティングや年1回全職員が集まる宿泊型の研修「全社会議」などを行っています -
休日休暇
完全週休2日(土日祝)
・夏季休暇(3日)、年末年始休暇(5日)
・慶弔休暇、産休・育休、看護・介護休暇
・有給休暇、新規入職者に対する特別休暇 -
契約期間
有期雇用(3年)
※3年後の面談で双方問題なければ無期雇用に転換または延長いたします -
応募資格
社会人経験3年以上(目安)
<特に歓迎しているスキル・経験>
*多様なステークホルダーとの折衝・調整を行ってきた経験
*中高生の状況・個性に応じて意図を持って関われるコミュニケーション能力
*自律的に課題発見・仮説検証のサイクルをまわしていける主体性
*教育関連のバックグラウンド -
採用予定人数
若干名
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選考プロセス
▼書類選考
▼一次面接(事業責任者など)+Web適性検査
▼現地見学兼面接(ドメインディレクター+事業責任者)
▼最終面接(代表理事・事務局長)
▼内定※平均3~4回の面接を経て内定となります
※基本的にはオンライン面接ですが、選考プロセスのなかで一度、配属予定の拠点にお越しいただくことが多いです
※選考期間は概ね2〜4週間程度です。候補者の状況によって、最短2日にまとめて実施するなど希望に沿ったアレンジも可能ですのでご相談ください


