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【子ども食堂】寄付の形[寄付について]

vol.003Donation

date

category #寄付情報

writer 編集部

子ども食堂を支える寄付の形

子ども食堂は、多くの寄付者と地域のボランティアスタッフによって成り立っています。ここでは、子ども食堂によく寄付されている物についてご紹介します。

子ども食堂に寄付される物

子ども食堂に寄付される物の多くは、寄付金・食材・調味料・調理器具などです。このような寄付情報は、子ども食堂を運営している団体のホームページに掲載されており容易に探すことができます。

子ども食堂へ寄付を送金する方法

子ども食堂を運営する団体のホームページに「ご協力のお願い」「寄付金のお願い」といったメニューで情報が発信されています。その情報をチェックすると、ほとんどのこども食堂では寄付受付先として銀行口座を掲載しており、その口座へ送金する方法をとっています。

子ども食堂への寄付方法は、銀行口座へ単発寄付がメインですが、中には定期的に継続して子ども食堂へ寄付ができる仕組みをとっているケースもあります。このような継続寄付は、寄付者が希望する定期スケジュールに沿って、寄付金を自動的に子ども食堂の口座に入金する仕組みになります。継続的に寄付金を送金したいと思っている方にとって、寄付をし忘れることがなく手間もかからないので大変便利です。

寄付金を送金する際の注意点

銀行によっては、送金の際に振込手数料がかかりますので事前にチェックが必要です。

また、寄付をする際に「領収書」が必要な場合は、事前に子ども食堂サイドに伝えておくと良いでしょう。ちなみに、寄付に関する控除算出方法は2種類あり、一つは寄付金控除(所得控除)、もう一つが寄付金特別控除(税額控除)があります。この2つのうちからどちらか1つを選択できる仕組みになっています。税的控除額の計算方法は控除方式によって違いがありますので、控除金額が有利な方を選択されると良いでしょう。

もう1つ、注意が必要なことは、寄付先の団体によっては税控除がなされません。子ども食堂を行っている団体が、任意の団体なのか認定NPO法人などの国から認証された法人格を持っているかどうかで、異なってくるので、あらかじめ寄付先の団体に確認しておくと良いでしょう。

どの子ども食堂に寄付金を送るべきか悩んだら

全国に150箇所以上もある子ども食堂の中から「一つに絞って寄付金を送金するのは難しい」と感じている方は意外に多いのではないでしょうか。

そんな方におすすめしたい方法は、子ども食堂の活動報告をチェックするというやり方です。寄付金がどのように使われるのかを年次報告としてホームページに掲載している子ども食堂がほとんどです。そこで、迷われた際は子ども食堂の活動報告を比較し、納得度の高い団体に寄付されてみてはいかがでしょうか。

子ども食堂への寄付額に悩んだら

子ども食堂へ寄付をしたいと思った時に気になるのがその寄付額です。子ども食堂を調査したところ、ほとんどの運営団体では寄付金額を指定しておらず、寄付者が寄付したい金額を送金できるようになっています。

ちなみに寄付金の総額を公表している子ども食堂もあり、その金額と寄付者数から平均寄付額を算出することもできます。この平均寄付額は、寄付額を悩んでいる寄付者にとって、一つの基準になるでしょう。

しかし大事なのは寄付額ではなく「寄付したい・支えたい」という気持ちではないでしょうか。あまり金額にとらわれず、まずは今できる範囲で寄付して欲しいというのが運営団体の本音ではないでしょうか。

子ども食堂へ食材・調味料・調理器具などを寄付する方法

子ども食堂の支援の方法として、食材・調味料・調理器具などの寄付を選ばれる方もいます。食材・備品を寄付する場合、どの子ども食堂が何を欲しているか事前に確認することが重要です。この確認をすることなく、ただ食材・備品を寄付するのは注意が必要です。

なぜなら、すでに十分な食材がある子ども食堂に食材・備品を寄付してしまうケースが発生しているためです。そうなっては元も子もありません。そのため、子ども食堂のホームページでも「今、ほしいもの」を掲載している団体も少なくありません。この「今ほしいものリスト」の中には、「すでに十分な寄付があったため、現在はこの食材の寄付を停止しています」というメッセージがあるケースもあります。

この団体の例からも分かるように、子ども食堂側が求めているものをしっかりと確認した上で食材・備品を寄付することが重要と言われています。

寄付以外の方法〜子ども食堂でボランティアスタッフとして働く〜

寄付金や食料・備品などの寄付は難しいけど、空いた時間にボランティアスタッフとして働くことで子ども食堂を支援したいと考えている方も多くいらっしゃいます。

実際に、多くの子ども食堂では無償で調理や管理をするスタッフがいます。また子ども食堂のホームページでは、一緒に活動するボランティアスタッフを募集していることは珍しくありません。

興味のある方は、ぜひこども食堂のホームページをチェックされてみてはいかがでしょうか。

現在、カタリバが足立区から運営委託されている中高生を対象にした「アダチベース」では調理スタッフを募集しています。ご興味のある方からのご応募をお待ちしています。

Writer

編集部 編集部

KATARIBAMagazine編集部が担当した記事です。

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