「文京区青少年プラザb-lab」は、いつでもなんでも挑戦できる中高生の秘密基地です。中高生がほっと安心して自由に過ごせるだけでなく、文化・スポーツ・学びに関する多彩なイベントを通じて自分の興味関心に出会うきっかけが溢れるサードプレイスです。たくさんのチャレンジを重ねて、どんな自分にもなれる―そんな中高生の可能性を応援し、寄り添い、伴走する”ユースワーカー”を募集しています!
この職種で働くスタッフ
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山本 晃史(b-lab館長)
1990年生まれ、静岡県立大学卒業。学生時代、若者の社会参画活性化に興味を持ち、中高生世代の余暇活動を大学生が応援する活動に取り組む。またフィンランド・ヘルシンキのユースセンターでインターンを経験。2018年にカタリバへ入職。学校の校則を対話を通して見直していく「みんなのルールメイキング」事業を立ち上げ、事業責任者として従事。2024年から文京区青少年プラザb-lab館長に就任。2018年内閣府フィンランド視察に参加。
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齊藤 楓華(b-lab副館長)
1994年生まれ、埼玉県さいたま市出身。東京学芸大学教育学部卒業後、さいたま市内で公立中学校の教員として、国語科の授業や吹奏楽部の顧問等を担当。同じ大学出身の職員との出会いから、学校外の教育や居場所づくりに興味を持ち、2019年度4月から文京区青少年プラザb-labの職員となる。2022年に副館長に就任し、各種プロジェクトに従事している。
募集の背景
日本において、学校が終わったあとに中高生が安心して自由に過ごせる場所が不足しています。一方、ヨーロッパでは学校教育と明確に分離して、放課後(余暇)施策をもう一つの重要な教育活動として位置づけて充実を図っています。10代の若者を中心に利用できる放課後施設を”ユースセンター”、若者に関わる専門家を”ユースワーカー”と呼び、学校と放課後の充実を通して、若者の育ちを支えています。
ユースセンターである「文京区青少年プラザ b-lab」は、2015年4月に、いつでもなんでも挑戦できる中高生の秘密基地としてオープンし、開館から10年目を迎えました。2023年9月30日には、累計来館者数20万人を突破し、年間のべ3万人もの中高生が訪れる場所となり、ユースセンターのモデルケースとして全国の自治体や行政の方々が視察に訪れる施設になりました。
b-labでは、中高生という世代の若者を「どんな自分にもなれる存在」であり、また同時に「心身ともにゆらぎがある存在」であるとも捉えています。これからのさまざまな出会いによって、どんな自分にもなれる可能性を秘めています。その一方で、身体の成長に伴う不安や、日々の人間関係の中で傷つくことなどもあるでしょう。そんな存在の、可能性を信じてゆらぎに寄り添い、成長や変化に伴走する、親や先生とは異なる立場のユースワーカーが大きな力になると私たちは信じています。
中高生の日々に伴走し、放課後の価値を全国に広げる新たなメンバーを求めています。
∇活動の詳細
https://www.katariba.or.jp/activity/project/b-lab/
∇b-lab 公式サイト
https://b-lab.tokyo/
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仕事内容
文京区青少年プラザ b-lab の企画・運営業務を担当いただきます。
中学生・高校生が放課後に来て自由に過ごすことができる、中高生の秘密基地であるb-labは、「居場所・きっかけ・ステージ」をコンセプトに運営しています。
中高生の意欲と創造性を育む関わりや仕組みづくりを行う職員の仕事内容を、コンセプトに沿って紹介します。下記すべての業務を担当するわけではなく、経験や意欲に応じて、b-lab メンバーで分担しながらプロジェクトを推進しています。
(1)「居場所」を届ける業務
b-labには、1日に50名ほど、多いと100名以上の中高生がやってきます。
今日学校であったことや趣味の話を聞いたり、一緒にボードゲームなどで遊んだり、時には悩み相談に乗ったりするなど、訪れた中高生が安心して過ごせるような関係性を築きます。日常的な関わりはもちろん、館内の雰囲気づくりや場づくりを工夫して、友だちとおしゃべりをしても、勉強をしても、何もしなくても、ほっと過ごせるような空間を作ります。
〈具体的な業務内容〉
― 中高生とのコミュニケーション
― 中高生が居場所としての魅力を感じられる空間のデザイン
― インターン・ボランティアスタッフの採用・育成・マネジメント
― 施設運営事務全般 等
(2)「きっかけ」を届ける業務
b-labで過ごす中高生が、新たに夢中になれるもの・分野、それらを共有できる人と出会う機会づくりを、イベント企画運営や日常のコミュニケーションを通して行います。イベントは、職員同士の得意分野や好きなことを生かしながら、音楽やダンス、スポーツ、ものづくりなど、さまざまな分野について企画し運営します。また、日常的に中高生と関わる中で、同じ趣味や関心を持つ職員やボランティアと接続したり、中高生同士が出会う機会を作ったりもします。
〈具体的な業務内容〉
― 中高生向け文化・スポーツのイベントや体験プログラムの企画・運営
― 中高生と地域の大人との接続
例:文京区で活躍する大人を取材してリーフレットにする「文京彩集」
― 同じ趣味や関心を持つ中高生とスタッフ/中高生同士の接続機会づくり
(3)「ステージ」を届ける業務
b-labで過ごす中で、中高生の心に芽生えた「やってみたい」を形にすることを応援します。「自分でイベントをやってみたい」「b-labを使いやすくしていきたい」など、自分の好きなことや挑戦したいことが生まれたら、その想いに伴走し、実現までのサポートを行います。これまで中高生の興味関心からいろんなプロジェクトが生まれてきました。
〈具体的な業務内容〉
― 中高生による自主企画イベントの伴走
例:過去の中高生イベント一覧
― フリーペーパー制作、SNSやHPを活用した広報活動
― 中高生が取り組む探究プロジェクトの伴走
― 年3回のフェスなど中高生の本番機会の創出
例:2023年春フェスの様子
仕事のやりがい
b-labには、勉強や部活動を頑張っている子、学校生活に悩みを抱えた子、自分の好きなことに夢中な子、まだそれが見つかっていない子など、日々さまざまな中高生が顔を見せてくれます。はじめは卓球やゲームを楽しむために訪れた中学生が、スタッフと何気ない会話を重ねる中で、日々の人間関係の悩みをふと打ち明けてくれる瞬間があったり、自習室で勉強している高校生が、進路についての相談をしてくれる瞬間があったり。中高生が自分らしく安心して過ごせる居場所づくりの価値を、身近に感じることができます。
また、中高生に様々なきっかけや挑戦の機会を生み出せることも、日々の大きな喜びです。自分の好きな漫画に共感してもらえる仲間がおらず一人で読んでいたところ、b-labで同じ漫画が好きな大学生ボランティアと出会い、その漫画に関する館内イベントを自ら企画した中学生。b-labのライブイベントに、学校のダンス同好会で出演したことをきっかけに、舞台の演出や照明に興味を持ち、照明を学べる学校に進学した高校生。デザインへの興味から、b-labスタッフのサポートのもとデザインを学び、地域のお店のポスターを作るまでになった高校生。このように、b-labのスタッフや異なるコミュニティの中高生と出会ったり、b-labのイベントでの小さな挑戦がきっかけになったりして、新しい世界に踏み出す中高生の姿に出会える環境です。
日本ではまだ、b-labのように中高生に特化した放課後居場所施設は多くありません。そのモデル事業として先進事例を生み出すことで、日本中に居場所を生み出すことに貢献していきましょう!
〈b-labスタッフインタビュー〉
―「自分の幅を広げたい」25歳の彼女が教員からカタリバに転職したわけ
―「正解はない。だから、おもしろい」27歳でまちづくり団体からカタリバに転職したわけ
― 表現者である私がユースセンターで実現したいこと
スタッフの1日
東京都文京区にある b-lab で勤務します。勤務曜日は火曜日~土曜日、または、日曜日~木曜日のいずれかで、勤務時間は、開館時間 9:00~21:00 に合わせたシフト制です(詳細は、募集要項内)。
スタッフにはそれぞれ、拠点を運営する上で必要なミッションや、外部連携プロジェクトの担当があります。勤務中は、中高生たちと直接関わりながら運営に徹する時間と、自身の担当ミッションのために作業やミーティングを行う時間があります。
1日のスケジュールは、実施されるイベントなどによって毎日変動的ですが、一例(平日)をご紹介します(遅シフトの場合)。
●ある日のスタッフの1日
12:30 出勤
14:00 スタッフミーティング
15:00 探究イベント実施に向けた資料作成
16:00 行政担当者との打ち合わせ
17:00 中高生とキャリアを考えるイベントの実施
18:00 中高生の自主企画「ダンスイベント」の企画ミーティング
19:00 休憩
20:00 ロビーワーク(中高生との交流)
21:00 閉館作業
21:30 退勤
求める人物像
- あたらしい教育のキーパーソンとして成長したい方
- 社会人経験を子どもたちのために活かしたい方
- 学び・文化・スポーツ・地域連携などの領域に、得意分野がある方
- すでにある仕事をこなすだけではなく、自分の仕事をつくっていくことを楽しめる方
求めるスキル・経験
- 中高生の状況・個性に応じて意図を持って関われるコミュニケーション能力
- 自律的に課題発見・仮説検証のサイクルをまわしていける主体性
- 下記募集要項をご確認ください
募集要項
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雇用形態
正職員
※非常勤職員、業務委託などのご希望があれば応相談 -
募集職種
ユースワーカー
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配属部署
文京区青少年プラザ b-lab
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配属部署の体制
館長である山本のもと、フルタイム職員7名、パートタイム職員9名、合計15名が所属しています。加えて、インターン3名、ボランティア15名が活動に参加してくれています。職員のバックグラウンドは、人材営業、広告代理店、教員、児童館職員、番組制作会社、キャリアアドバイザーなど様々です。
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勤務地
東京都文京区湯島4丁目7番10号
〈アクセス〉
・東京メトロ千代田線「湯島駅」徒歩8分
・東京メトロ丸の内線「本郷三丁目駅」徒歩10分
・都営地下鉄大江戸線「本郷三丁目駅」徒歩8分 -
勤務曜日・時間
勤務曜日は、金・土曜休み、または、日・月曜休みのいずれかです(完全週休2日制)。
勤務時間は、開館時間 9:00~21:00 に合わせたシフト制です。主には下記のパターンがあります(いずれも休憩1時間を含む)。
(1)早シフト 08:30~17:30
(2)中シフト 10:00~19:00
(3)遅シフト 12:30~21:30 -
給与
想定年収350~500万円
※ただし、当社規定により経験・能力を考慮し、面接・面談後に決定月給 25万円~
(45時間分の時間外手当として6.4万円~を含む/超過分は別途追加支給) -
待遇・福利厚生
・賞与は業績に応じ年1回支給
(過去3年、給与の2ヶ月分以上を支給/初年度は勤務月数により変動)
・昇給は半年に1回、人事考課により決定
・社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金)
・産育休制度
・通勤手当(上限3万円)
・帰省にかかる費用の一部補助(地方拠点のみ対象)
・セミナー、研修参加サポート
・先進事例視察研修
・健康診断、インフルエンザの予防接種
・専門家によるオンラインカウンセリング
・屋内禁煙
・副業も可能です(内容に応じて要相談) -
働く環境・職場の雰囲気
*服装は自由です
*役職は付けずお互いにあだ名で呼び合うなどフラットな社風です -
休日休暇
完全週休2日(金・土曜休みまたは日・月曜休み)
・夏期休暇(3日)、年末年始休暇(5日)
・慶弔休暇、産休・育休、看護・介護休暇
・有給休暇、新規入職者に対する特別休暇 -
契約期間
有期雇用(3年)
※3年後の面談で双方問題なければ無期雇用に転換または延長いたします -
応募資格
<必須>
*中高生の状況・個性に応じて意図を持って関われるコミュニケーション能力
*自律的に課題発見・仮説検証のサイクルをまわしていける主体性<歓迎>
*教育現場(学校、学習塾、NPOなど)での活動経験
*チームでプロジェクトを企画・推進した経験
*学び・文化・スポーツ・地域連携などの領域に、得意分野がある方
*ピープルマネジメント経験(アルバイトやボランティアも含む) -
採用予定人数
2名
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選考プロセス
▼書類選考
▼一次面接(採用チーム)
▼二次面接(事業責任者など)+Web適性検査
▼現地面接
▼最終面接(代表理事・事務局長)
▼内定※平均3~4回の面接を経て内定となります
※基本的にはオンライン面接ですが、選考プロセスのなかで一度、配属予定の拠点にお越しいただくことが多いです
※選考期間は概ね2〜4週間程度です。候補者の状況によって、最短2日にまとめて実施するなど希望に沿ったアレンジも可能ですのでご相談ください