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認定NPO法人カタリバ (認定特定非営利活動法人カタリバ)

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RECRUIT

正職員

room-K

不登校支援の家庭伴走プログラム 開発・マネジメント(チーム責任者)

オンライン不登校支援事業「room-K」で、子どもとその保護者に対する個別伴走プログラムの開発・マネジメントを担当する「家庭伴走チーム」のチーム責任者を募集しています。誰一人取り残されない学びの保障を目指す活動に共感してくださる方のご参画をお待ちしております!

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この職種で働くスタッフ

  • 阿久津遊

    宮城県と岩手県で育ち、現在は東京都在住。こどもがのびのびできる環境づくりに関心を持ち、こども向け創造表現活動を推進するNPO法人でのプログラミング・STEAM教育の普及プロジェクトの立ち上げやマネジメント、全国のこども食堂の中間支援団体でのプロジェクトリーダー等を経て、2021年よりカタリバに参画。オンライン不登校支援事業における個別伴走型支援の設計やチームづくり、支援者マネジメント等に従事。趣味は読書と散歩。

  • 原口麗子

    埼玉県さいたま市出身。千葉大学大学院で教育心理学を学んだ後、埼玉県内の私立中高一貫校にスクールカウンセラーとして勤務。家族の駐在帯同で退職し、帰国後は株式会社リクルートにてキャリアアドバイザー業務に従事。若年層の顧客と関わる中で、10代の学びの機会や他者との関わりの重要性を改めて実感し、2023年にroom-Kに参画。現在は家庭伴走チームでメンター開発・マネジメントに従事している。趣味はパン作り。

募集の背景

社会とつながり、自分らしい学びのかたちを探す
その子にとっての次の一歩に寄り添う「オンライン教育支援センター」

2023年10月4日、文部科学省から子どもたちの長期欠席および不登校に関する最新(2022年度)の統計が発表されました。「長期欠席」状態にある小中学生の数は、2021年度から約4万7千人増加し、約46万人に上ることが明らかになりました。そのうち、不登校とカウントされる小中学生は約5万5千人増加し、約30万人に達しています。この数字は過去10年間、毎年過去最多を更新し続けており、特に近年の増加率は顕著です。

また、不登校の小中学生のうち、学校内外で相談・指導を受けておらず、学びの機会や繋がりを失ってしまっている児童生徒は38.2%にのぼります。その要因は様々ですが、例えば下記のような課題が存在しています。

∇地域的要因の一例
自治体に設置の努力義務がある教育支援センターの設置されていない自治体の割合は「25.9%」1)

∇経済的要因の一例
民間の運営するフリースクール等の会費は平均「月3.3万円」2)

∇身体・発達特性等の要因の一例
通常の学級に在籍する小中学生のうち、学習や行動に困難のある発達障害の可能性がある子どもの割合は「8.8%」3)

2022年には、埼玉県戸田市教育委員会とオンラインを活用した不登校児童生徒の学び支援に関する連携協定を締結しました

そこでカタリバは、2021年10月にオンライン不登校支援プログラム「room-K」を立ち上げました。room-Kでは、不登校の子どもたちに対して、教育や福祉、心理にバックグラウンドを持つ支援計画コーディネーターとともに、一人ひとりに最適化された学びや保護者支援の仕組みを開発しています。

今回、このroom-Kの「家庭伴走チーム」で、保護者と子どもの双方に対する一体的な個別伴走プログラムの設計と現場実装、そして支援者チームの組織開発・人材開発を担うチーム責任者を募集しています。誰も取り残さない、包括的な学びの仕組みを作るこの取り組みに、ぜひご参画ください。共に未来を切り拓く仲間を心よりお待ちしています!

1. 文部科学省『誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)について』(2023年)
2. 文部科学省『小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査』(2015年)
3. 文部科学省『通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果(令和4年)について』(2022年)

仕事内容

room-Kの家庭伴走チームには、

(1)家庭伴走型支援プログラムを担う「支援計画コーディネーター開発・マネジメント」
(2)子ども支援プログラムを担う「メンター開発・マネジメント」

の2つのサブチームが含まれています。
今回ご参画いただく方には、家庭伴走チーム全体のリードをお願いします。ご自身の実務的には(1)の比重がより大きくなる想定です。

〈具体的な業務内容〉

∇個別伴走支援の設計
― 支援計画作成のためのフォーマットを見直し、効果的かつ効率的な計画策定を促進する。
― 業務の標準化を目的とし、支援計画、面談記録フォーマット、アセスメントツール、自治体への報告書など、各種支援ツールやパッケージの開発・アップデートを行う。
― 個別支援の評価を行えるよう、利用者の支援状況モニタリング結果を可視化したダッシュボードを設計・作成する。

∇支援者コミュニティのマネジメントと組織開発
― (1)の対人支援を担う支援計画コーディネーターが22名(内、5名が現場マネージャー)、(2)の対人支援を担うメンターが27名所属している(いずれも全員、業務委託契約パートナー)。
― 現場マネージャー業務の最適化等マネジメントの仕組みの改善を行いながら、支援者コミュニティの維持と活性化を図る。
― 組織構造と組織文化の両側面からチーム力向上を目指す。

∇支援者の研修育成と人材開発
― 初期研修で用いている資料やマニュアルをアップデートし、担当職員が研修実施を行えるよう標準化を進める。
― 面談記録の作成方法やアセスメントの実施方法などの自主企画研修を隔月で実施する。
― 臨床心理士や教育支援センター所長等による専門家研修を年1~2回程度実施する。

∇自治体との有機的連携の促進
― 地域の支援者と連携したケース検討やコーディネーションを行う。
― 支援サイドで起きていることを可視化し、自治体連携の担当者に橋渡しすることで、有機的な連携を促進する。
― 地域の支援者と連携し、ケース検討やコーディネーションを行う。

仕事のやりがい

対人支援の専門性を持つ方にとって、これまでの経験を活かしつつ、さらなるスキル・キャリアアップを図れます。支援プログラムの設計、支援チームの組織開発・人材開発、自治体との連携促進まで、リーダーシップを発揮して支援の一気通貫を形作り届けることができます。自身の専門性を深化・探索し、そしてマネジメントスキルを身につけられるチャレンジングなポジションです。

また、オンライン不登校支援の持つ可能性の大きさも魅力です。地理的な制約を超えて、より多くの子どもたちにアクセスできること、データの蓄積と分析により個別最適化された支援が実現できることなど、オンラインならではの強みを活かしながら、効果的な支援プログラムの設計と実装リードできる、社会的意義の高い仕事だと考えています。

加えて、オンライン支援の特性を生かし、日本中の対人支援人材に活躍の場を提供できる仕事でもあります。例えば、住んでいる地域や家族や生活の制約などによって、想いとスキルを活かしきれていない方々に、在宅かつ柔軟な働き方で活躍できるフィールドを提供することができます。支援者の成長を支え、その想いを結実させるためのサポートができることは、きっと大きなやりがいにつながるでしょう。

はたらき方

ドメインディレクターの瀬川、事業責任者の萬代のもと、職員9名、業務委託契約パートナー2名がコアスタッフです。加えて、支援計画コーディネーターが22名(内、5名が現場マネージャー)、ユーススタッフが27名などが所属しています。

大きくは支援サイドと事業サイドに分かれており、今回ご参画いただく方には、支援サイドの「家庭伴走チーム」にチーム責任者を担っていただく想定です。

はたらき方はリモートワークメインです。オンライン上に仮想オフィスを設けており、そこで全員が顔を合わせたり、オンラインランチ会も実施するなど、工夫をしながら連携を深めています。仮想オフィスの他、日常的なコミュニケーションには、Zoom、Slack、GoogleWorkspace などを用いています。定期的に、東京・高円寺にある本部オフィスへの出社も発生します。

求める人物像

  • 対人支援の経験を備え、その経験を活かして支援の仕組み・プログラムを設計する意欲を持つ方
  • 支援者やそのコミュニティを支え、組織と個人の価値を相乗的に高め合うためのチームづくりに情熱を傾けられる方
  • オンラインによる支援の可能性を信じ、未だ十分に確立されていない領域で新たな辞令を生み出したい方
  • 対人関係の中で多様なステークホルダーとコミュニケーションを取り、連携を促進できる方

求めるスキル・経験

  • 教育・福祉・心理等の領域で対人支援に携わった経験
  • 個別支援計画の策定や、支援の設計・運用の実務経験
  • 行政機関や地域の支援機関等、多様なステークホルダーとの調整・連携の経験
  • チームや組織のマネジメント経験
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募集要項

  • 雇用形態

    正職員

  • 募集職種

    プログラム 開発・マネジメント(チーム責任者)

  • 配属部署

    room-K・家庭伴走チーム

  • 勤務地

    NPOカタリバ本部オフィス
    東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ
    JR中央・総武線高円寺駅徒歩5分
    ※リモートワークメインですが、必要に応じてオフィスへの出社も発生します

  • 勤務時間

    09:00-18:00
    ※始業時間の調整など応相談です

  • 給与

    想定年収420~550万円
    ※ただし、当社規定により経験・能力を考慮し、面接・面談後に決定

    月給 30万円~
    (45時間分の時間外手当として7.7万円~を含む/超過分は別途追加支給)

  • 待遇・福利厚生

    ・賞与は業績に応じ年1回支給
    (過去3年、給与の2ヶ月分以上を支給/初年度は勤務月数により変動)
    ・昇給は半年に1回、人事考課により決定
    ・社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金)
    ・産育休制度
    ・通勤手当(上限3万円)
    ・帰省にかかる費用の一部補助(地方拠点のみ対象)
    ・セミナー、研修参加サポート
    ・先進事例視察研修
    ・健康診断、インフルエンザの予防接種
    ・専門家によるオンラインカウンセリング
    ・屋内禁煙
    ・副業も可能です(内容に応じて要相談)

  • 働く環境・職場の雰囲気

    ・服装は自由です
    ・役職は付けずお互いにあだ名で呼び合うなどフラットな社風です

  • 休日休暇

    完全週休2日(土日祝)
    *夏期休暇(3日)、年末年始休暇(5日)
    *慶弔休暇、産休・育休、看護・介護休暇
    *有給休暇、新規入職者に対する特別休暇

  • 契約期間

    有期雇用(3年)
    ※3年後の面談で双方問題なければ無期雇用に転換または延長いたします

  • 応募資格

    <必須要件>
    *教育・福祉・心理等の領域で対人支援に携わった経験
    *個別支援計画の策定や、支援の設計・運用の実務経験
    *行政機関や地域の支援機関等、多様なステークホルダーとの調整・連携の経験
    *チームや組織のマネジメント経験

    <歓迎要件>
    *支援者に向けた人材開発(研修の企画・実施等)の実務経験
    *臨床心理士、社会福祉士、精神保健福祉士等の専門資格
    *スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーとしての実務経験
    *教育支援センター、適応指導教室、フリースクール等での勤務経験

  • 採用予定人数

    1名

  • 選考プロセス

    ▼書類選考
    ▼一次面接(オンライン実施/採用担当+チーム責任者)+Web適性検査
    ▼二次面接(対面実施/ドメインディレクター+事業責任者+チーム責任者)
    ▼最終面接(オンライン実施/代表理事・事務局長)
    ▼内定
    ※選考期間は概ね2〜4週間程度です。候補者の状況によって、最短2日にまとめて実施するなど希望に沿ったアレンジも可能ですのでご相談ください

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