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「正解やセオリーがない事に向き合うやりがい。」カタリ場キャスト・インターン卒業生INTERVIEW

vol.071Interview
Profile

肱岡 佑 Yu Hijioka カタリバ場キャスト・インターン卒業生

1995年4月生まれ。2019年東京大学教育学部基礎教育学コース卒業。2016年10月カタリバキャスト初参加。2017年5月〜2019年3月カタリバインターンとして、カタリ場プログラムづくりや学生コミュニティ運営を担当。2019年4月よりパーソルキャリアに入社。キャリアアドバイザーを担当中。

現在どんな仕事をされていますか?

2019年にパーソルキャリアに入社し、企業の人材要件に合った転職希望者を紹介することでFeeをいただく人材紹介事業を担当しています。 僕が担当しているのは「キャリアアドバイザー業務」といって、企業と転職希望者の間に立ちマッチングを行いながら、転職希望者のキャリアと向き合う仕事です。 主な仕事の流れは、まず転職希望者と90分のキャリアカウンセリングを実施し、ヒアリングから具体的なキャリアプランの策定、求人紹介まで行います。 その後は電話やメールで接点を取り、応募意思をいただいた企業への推薦、面接の日程調整、面接対策など入社決定までのフォローアップを行っています。

現在はdodaというサービスに登録してくれている転職希望者の方々に、カウンセリング誘致の電話をこちらから行い、自分が担当する方を見つけるところから行っています。 担当する個人の年齢・性別・業界も全てバラバラなので、それぞれの経験や指向性にあった仕事を考えて提案するというところに、難しさとやりがいを感じています。

キャリアアドバイザーとして充実した社会人生活を送る

肱岡さんがカタリ場キャストに
応募したきっかけや理由は何でしたか?

大学2年の夏に正式に進学する学部が教育学部に決まり、本格的に教育の勉強を始めて行く中で、机上の空論を語るのが嫌だったので、まず現場を肌で感じたいと思い、面白そうなボランティアを探していました。当時探究学習というテーマに興味があり、たまたまマイプロジェクトという取り組みを文科省の後援を受けてやっているNPOがあるという事でカタリバを知り、そこから説明会に参加してみました。

説明会に行くと、イメージしていたマイプロジェクトとは少し違う、カタリ場プログラムの説明会でしたが、代表の今村久美さんの課題意識に共感したことやカタリ場プログラムの現場の映像を見て、この活動自体に興味を持ちました。 その後、スケッチブックで自分の人生を語る学生の姿を見たり、人生グラフを使って自分の人生を振り返る時間を通して、この活動にワクワクしたのが参加を決めた理由です。

たくさんの現場に参加して高校生に対話を届けた

キャストからさらにインターンにも
挑戦しようと思った理由を教えてください。

カタリ場の現場に参加したり、研修に参加する中で、今までの生活ではあまり出会った事のない、面白い人たちとの出会いがたくさんありました。 NPO職員という生き方、学生インターンとして毎日NPOの事務所で活動する姿、地方で町おこしをするNPOで頑張る学生・・・とにかく色々な出会いがありました。

そして何より、このカタリ場プログラムというアイデアに大きな可能性を感じました。 この活動は、もちろん高校生の心に火を灯すことが目的ですが、そのためには高校生と相対するキャストが人として磨かれている事が必要になります。 そのため、大学生自身も高校生にキッカケを届けるために、自分と向き合い、自分を見つめ直したり、努力をしたりします。

そんな、好循環のモデルに可能性を感じて何か関わりたいと直感的に思ったのと、カタリバに関わる熱い想いを持った人たちと一緒に活動をしたいと思ったのが理由です。

今までの人生ではあまり出会ってこなかった、たくさんの熱い仲間と出会えた

キャストやインターン、カタリバの活動を
通じて得たものがあれば聞かせてください。

一番大きい事は、自分の本当にありたい姿と徹底的に向き合えた事だと思います。

今までの人生、部活や勉強や学校行事は頑張ってきたけれど、そういう枠がない時に「自分が何を大切にしたいのか」「どんな事をやり遂げたいのか」。そんな自分の本当のありたい姿を、カタリバでの活動を通じて自分の人生を振り返り、自分と対話を重ねて向き合い、見つけることができました。

就活の時はカタリバに関わって知り合った人たちとの繋がりがすごく活きました。自分に合いそうな企業を紹介してもらえたり、自分のやりたい事に近い仕事をしてる人が身近にいたのが大きかったですね。 ESや面接で語れる事も、実際の現場での話や、自分のインターンとしての活動など、多くの人には語れない珍しい話が出来たのも強みになったかなと思います。

今の仕事においては、対話力が特に活きていると感じます。様々な背景を持つ高校生や大学生と語り合ってきた事で、色々な人と話すことに対して苦手意識がないんです。それに深く話していく中で、相手自身も気付いていないような本当の想いに気づく事が出来るようになりました。

カタリバでの活動が自分の人生に与えた影響、
という意味だとどうでしょうか。

カタリ場の活動をしていなかったら、僕は今の仕事をやっている事はないだろうし、これから進んでいきたいと思う方向とは少し違った方向に進んでいたと思います。

周りが官僚や外資系ファンドといったいわゆる有名企業に就職する中で、自分のビジョン実現に近い今の会社を選ぶ選択は、勇気のいる事でした。 けれども、この選択に自信を持てるのは、カタリ場の活動の中で感じてきた色々な想いや経験があるからです。

僕は高校から進学校へ行っていたので、カタリ場の現場で出会うような高校生たちと腹を割って語り合うような機会は今までありませんでした。 彼・彼女らだって頑張りたいのに頑張れない理由がある。自分が今まで持っていた物差しで測れない素敵な所を持っている子もたくさんいる。 そんな事をいっぱい感じる中で、自分の中に「一人一人のドラマのような人生が、最大限に光り輝くための力になりたい」という今の想いが生まれてきました。

毎年開催される卒業式ではMr.カタリバに選ばれた

キャストやインターン経験を
今の学生におすすめするポイントは?

カタリ場の活動はお金という目に見える対価がもらえる活動ではありません。高校生活までは、やらなきゃいけない事がたくさんあったと思いますし、例えばアルバイトをしていても働く内容は決められていると思います。

けれども、ボランティアに参加する事は完全に自分の意志だし、誰かにやれと言われてやるものではありません。だからこそ、自分がその活動をする意味、なぜそれに取り組んでいるのかを必然的に問われます。そういう問いに向き合う事は、これから答えが多様化していく社会の中でも求められる事だし、何より自分の人生に誇りを持って生きる力になると思います。

特に、カタリ場は高校生の心や人生に「対話」を通して向き合う特殊な活動です。正解やセオリーがすでに研究されている、勉強を教えたり、スポーツを教えたりするという活動ではありません。自分という人間の魅力を通じて何かを届けられる、というやりがいが大きいと思います。

肱岡さん、ありがとうございました!

カタリ場キャスト・インターン卒業生のインタビュー
#01/「カタリ場と出会って人生が180度変わった。」星野 七海
#03/「言葉や想像を超える体験がここにはある。」川口 慎一郎
#04/「カタリバで学んだことは、人生を幸せにする方法。」吉岡 夏美


 

 

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Writer

青柳 望美 編集長

1983年生まれ。群馬県前橋市出身。大学時代は英語ができないバックパッカー。人材系企業数社で営業・営業企画・Webマーケティング・Webデザインを担当。非営利セクターで働いてみたいと考え2014年4月にカタリバに転職。全国高校生マイプロジェクトの全国展開・雲南市プロジェクト・アダチベースなどの立上げを担当。現在は新規プロジェクトの企画や団体のブランディングなどを担当。カタリバmagazine編集長。

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