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認定NPO法人カタリバ (認定特定非営利活動法人カタリバ)

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vol.014

「才能が花開く」。
無限大の可能性を持つ中高生と
チャレンジできる現場を
作り続ける。

2016年に東京都文京区の中高生の秘密基地ビーラボ担当としてNPOカタリバに転職してきた佐渡。「佐渡がカタリバに転職するらしい」という情報が都内のユースワーク業界内で一大ニュースになったほど、顔が広い。中高生という複雑な思春期世代と関わるユースワークのプロフェッショナルであり、企画や事務といったビジネススキルも併せ持つ。そんな佐渡がいまここにいる理由とは?

KANAKO SADO

アダチベース

  • カタリバ経歴

    2016年4月入職 東京都文京区青少年プラザb-labに配属
    2018年4月 東京都足立区アダチベースに異動
  • 趣味

    旅行、スキー、ゴルフ、自然の中で過ごすこと

  • 好きな言葉

    可能性を信じる
    子どもたちと関わるときに根底に大事にしているところ。

卒業、就職活動・・・
一度歩みを止めて徹底的に向き合った、
サードプレイスでの自分の原点

公務員として児童館職員になる、という背景にはどんな思いがありましたか?

佐渡:

高校を卒業後、大学は社会福祉学科に入りました。福祉を勉強しながら、障害者、介護、シングルマザー、児童相談所、いろいろなテーマに触れる中で、私は思春期の中高生と関わることが魅力的だと感じたんです。大学時代は、中高生のやりたいことを応援する大学生ボランティアリーダーをしていました。東京YMCAが主催で、毎週中高生が集まって話し合いをしながら自分たちのやりたいことをやっていく、それ以外にも年に3回くらいキャンプに行って、1 週間くらいは中高生と寝泊まりをする。もともとは私自身も参加者だった活動でした。

中高生は、元気な時、凹む時、と浮き沈みを繰り返しながらも、一緒にいる間にどんどん変化していくんです。自分で「やろう!」と決めるとすごい力を発揮したり、人前で話したことのない子が話すチャレンジができて、「私話すことが好きだったかも!」と思えたりする。彼らの才能可能性が花開く瞬間を見た時に、本当にすごい、おもしろいなと感じました。

就職活動は、人の成長に関わりたい、という思いを持って、教育系の会社に内定をもらったのですが、内定式も終えた11月頃にふと「あれ」と思ってしまって。

その気持ちが芽生えた背景には、どのようなきっかけがあったんでしょう?

佐渡:

明確には覚えていないんです。でも、やっぱり違うと思ってしまった。
そこから内定をいただいた会社と何度も話して、一度リセットして考えたい、と辞退することを理解してもらいました。親は、卒業して、会社で働いて…ということを思い浮かべていたので、説得するには留年したと言うしかないと思いました。今思えば、どちらかと言えば親の轢いたレールの上を進む人生だった私にとって、泣きながら話す時間は、はじめて親と向き合う機会でした。

「私は、会社で仕組みを作るのではなく、直接中高生を成長させる場をつくりたい」と、現場に行きたいことを伝えました。子どものころにいじめを受けたことがあった私にとっては、YMCAで出会ったお兄さんお姉さんとの関わりが、初めて「人に受け止めてもらえた」実感をくれたんです。これが私にとっての原体験で、家庭でもない、学校でもない、サードプレイスで愛情、友情、仲間をもらえたことがとても大きかった、ということもこの時に初めて伝えましたね。
ここで向き合って話せたおかげで、今でも仲が良いです。家族という視点から振り返っても、絶対にひとつの転機だったと思います。

そこから、1年の留年を経て、「中高生」と「誰でも来られる場所」というキーワードから、都内の児童館を受験して、働くことが決まりました。

現場での第一線から、
さらなる高みを目指して。
プレイヤーからマネージャーへの転身

児童館での佐渡さんのお仕事はどんなものですか?

佐渡:

小学生対象の学童クラブの配属の2年を経て、希望していた中高生の担当になりました。
児童館では、中高生が毎日やってきては、自分たちで思い思いに過ごしているんです。私はそこで話しかけに行って一緒に遊んだり、何かやりたいと思う子がいたらそれを実現していく、という役割。ちょっとした声かけで変わっていく中高生を目の当たりにして、やっぱり中高生は可能性の塊だな、と実感できました。

念願だった中高生と関わる児童館職員としての6年を経て、
カタリバへ転職しています。
そこには、どんな思いがあったのでしょうか。

佐渡:

当時「自分がつくる中高生のための場をより良くしていきたい」という気持ちから、組織の外にいる人の取り組みを学ぶために“TEENS(ティーンズ)”という中高生向けの児童館職員が集まる勉強会に参加していました。私も事務局メンバーになって、施設見学に行ったり、職員の話を聞いたり、という学びの場を年3-4回企画していました。

本気で転職しようと思ったのは、3年目以降でした。ありがたいことに、時間が経つ中で「佐渡さんはモチベーションがあってどんどん動ける」「中高生から親しまれる」というキャラクターが出来てきて。人と接する仕事だから、失敗はたくさんあります。そんな時、自分が「今の声かけはよくなかったな」と後悔している中高生とのコミュニケーションを褒めてもらえることがあったんです。自分としてはもっと成長したいと思っていたので、このまま同じ環境にいていいのだろうかと、考えるようになりました。

同時に、第一線でのプレイヤーとして走っていた時に、1人でできる量にはどうしても限界があることを感じていました。私が10人いれば、10倍の中高生を見ることができる。自分にとってのプレイヤーからのキャリアアップとして、人を育成できる環境に行きたいと思いました。

ユースワークを突き詰めていくために、志のある人がいる。自分自身がより成長していくことのできる刺激がある。プレイヤーからマネージャーへ、キャリアアップが見える。そんな環境を求めて、文京区の中高生向け施設であるb-labをオープンして話題になっていたカタリバの門を叩きました。

中高生、職員、自分が関わる
すべての人が
「自分の好き」に肯定的に
なれるように。
カタリバでの毎日は、
小さな出番やステージの連続。

カタリバでb-labスタッフとしてスタート。転職してみていかがでしたか?

佐渡:

純粋に、楽しかったです。スタッフ1人1人に思いがあって、モチベーションがあることを、一緒に働きながら感じられる環境がありました。最終的には「中高生にとってより良い場をつくる」という同じ方向を見ているけれども、スタッフそれぞれのキャラクターに応じて手法は違うんです。例えば、私は、ロビーワークと呼ばれる、フリースペースで何かしている子に声をかけて関係性をつくるのが得意。同じスタッフには、中高生と一緒にプロジェクトを作っていくことを得意としている人もいる。働きながら、職員それぞれの中高生との向き合い方を見ているだけで学びがありました。

そこから現在のアダチベースへ。今はどのような活動をしていますか?

佐渡:

前職で働く時から、私の中ではずっと「中高生が誰もが来られる場所」であること、ユニバーサルユースワークが大きな軸のひとつだったんです。そこから離れることはこれまでと、環境が変わるだろうな、と思いました。それでも「人を育成するマネージャーになってほしい」と期待をかけてもらったことが決め手になって、挑戦することに決めました。

自分自身のキャリアを考えた時に、誰でも来られる場所から、特定のニーズがある人が集まる場所まで、ユースワーカーとして幅が持てると思い、2018年からアダチベースで働いています。
アダチベースは固定された人が出入りする施設だからこそ、私たちスタッフの言葉も、中高生からの行動の跳ね返りは早い。だからこそ、行動や言動ひとつひとつが場所の文化になっていくと感じているので、より細かく自分もスタッフも全体のことを意識する必要があると思います。

佐渡さんが実現したい社会はどんな社会ですか?

佐渡:

子どもたちが自分自身の「やりたい」「好き」という気持ちに肯定的になれる社会。「ああ、好きでいてもいいんだ」「意外とやったらできるかも」と思える体験をたくさんしてほしいです。

アダチベースで1つの軸になっているのは学習です。例えば小学生段階からのつまずきであっても、ちょっとずつ出来るに変えて、重ねていくことで、階段は登っていける。私たちは、子どもたちと一緒に登っていけるような伴走をしていきたいと思います。 教科学習だけでなく、彼ら自身の好きを見つけて探究していく“マイプロジェクト”の小さい版もやっています。料理が得意な子が振る舞ったり、百人一首が好きな子がその面白さをプレゼンテーションしたり。私たちは色々な体験ができるイベントを実施して、自分の「やりたい」「好き」を見つけるきっかけづくりをしています。

自分の「好き」という気持ちからチャレンジしていくと自分も楽しいし、周りからの承認も得られる。そうすると小さな自信が身について、また次のチャレンジができて、どんどん可能性が広がっていく。そんないいループを、子どもたちの中にどんどん起こしていきたいんです。
身近な自分の「好き」をきっかけに、小さな出番やステージを用意しながら、一緒に進んで行く。そうやって、1人でも多くの子どもたちが「やりたい」「好き」をきっかけに挑戦できる社会を目指しています。

そのために大切にしていることは、どんなことでしょうか?

佐渡:

人の可能性を信じること、ですね。より多くのこどもたちが、様々な機会に恵まれるような場所を作っていきたいと思いますし、より多くの大人たちがその機会を作り出す一員だという意識ができるような社会をつくっていきたいです。

ひとりの支援者と関わるのではなく、1人でも多くの人と関わる、
人との出会いが掛け合わせとなり、広がっていく可能性を大切にしたいです。

(おわり)

休日は自然の中で過ごす。冬はスキーに行くことが多い。

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